日々の生活ではよくお金の不足に悩まされる局面が訪れます。月によっては公共料金の支払いや税金や保険料の納付といった最低限の支出でも困難となることがあるもの。その上、急に飛び込んできた会社の飲み会やお得意様の接待、親戚や近しい人の冠婚葬祭、思いがけずに取れた有給休暇を充実させて過ごすために緊急に手配した旅行予約の支払いなどに至るまで、その可能性は無限にあります。

さらに女性ならば思いきって契約したエステコースやコスメ用品の購入、ブランド物のバッグや服の購入などで数万円、数十万円の出費を抱えることもあるでしょう。その他、家電用品、パソコン、テレビをはじめ、生活に潤いをもたらす品々が壊れてしまった時にも、すぐに対応して買い揃えるのにもある程度のお金が必要になります。

もしもこれらの出費時にお金が足りなくなったなら、思いきって購入を諦めるという選択肢もあるでしょう。けれどそうなるとせっかく目の前にあるチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。そして後であのとき決断しておけばよかったと激しく後悔することになる可能性もあります。まずは本人の決断次第ですが、もしも少しでも未練の残ることが予測されるようであれば、その不足額をどうにかして補充できないかと考えてみるのも悪いことではありません。

たとえばこのような時に真っ先に思い浮かぶのが消費者金融で契約できるカードローンでしょう。まずもって消費者金融であれば手軽に迅速に契約できるので、今日や明日に差し迫った支払い期限にも十分余裕を持って対処することができます。その上、基本的に保証人を立てたり、担保を供出したりすることなく、あくまで自己責任のもとで借り入れできるので、親や兄妹や友人などに頼み込んで迷惑をかける心配もありません。

このカードローンは自分専用のカードを発行して、それをATMで使用することで簡単に融資金を引き出すことができるという金融サービスです。コンビニに設置してあるATMであれば２４時間いつでも起動中ですので、夜中の時間帯などでもサッと立ち寄ってお金を補充することができます。

それに、この借り入れ方法ではまず契約時に融資限度額というものが設定されるのですが、この金額の範囲内であればいくらでも、何度でも借り入れを行うことができるので、あとは自分の裁量次第で自由に利用ペースを整えていくことが可能になるのです。

ここでひとつ気をつけておきたいのが限度額の設定方法です。これは消費者金融によって様々なのですが、申請時に融資希望金額を記載する箇所がある場合もありますし、すべての審査を終えた時点で金融会社側から最終的な限度額はこれくらいになりますと通達される場合もあります。いずれにしてもこの上限というものは、申請者の職業や年収を十分に精査した上で、それを消費者金融独自の審査基準に照らし合わせた上で結論出されることとなります。

そのため、もしも主婦やアルバイト、パート、自営業、自由業などの不安定な職業であればサラリーマンなどに比べて低めの上限になることが予想されますし、またいくら職業が安定していても年収が低ければその信用度は低く位置づけられてしまうのは避けられません。全てはこの信用度によって決まって来るのです。
（⇒銀行系カードローンは無職になる前に作った方がいい？）

また、審査の過程では信用機関の情報と照らし合わせた上での過去の借り入れ履歴のチェックも行われます。これで何らかの問題点が浮上すれば、信用度はおろか、審査通過自体も困難となることもあり得ます。過去に返済不能に陥って自己破産などの法的手段を採ったことがある人であればブラック情報として処理されて、多くの場合に審査落ちしてしまいます。

それに、短い期間のうちに幾つもの消費者金融に立て続けに申し込みを行い、これにことごとく落ちているような状態だと、これを申し込みブラックと呼び、警戒心が強まります。これもまた審査通過を困難にさせる原因となりますので注意が必要です。

そして信用機関では現時点における他社からの借り入れ金額などについても一目瞭然なので、それらをあわせて融資額の上限をどの程度に設定するかを決めることになります。すべてはこういった審査によって特典付けられていく中でどのくらいの信用度が培われていくかによって決まるのです。

さて、こうやってカードローンを使い始めていくと、やはりどこかで支障をきたしたり、サービスに不満を抱える人も出てくるものです。その多くはこの限度額に関する悩みや不満です。つまり現時点における上限では自分にとって物足りないというわけなのです。

そもそもこの金額の上限というものは、これまで見てきたようにそれぞれの経済力や返済能力、過去の借り入れや現在の借金総額などを総合して決定されたもの。しかし、そういった状況は刻一刻と変化していくものであることは確かです。そのため、消費者金融ではこういった利用者の再度のリクエストにこたえて限度額を増やすためのチャンスを提供しています。

このための方法は幾つかありますが、まず最も基本的なところだと、電話窓口でその旨に関して相談して増額を希望したいと伝えます。そうすると先方もそれを受けて新たな審査を行って、増額の有無を判断してくれます。他にも店舗窓口で直接スタッフに申し出ることもできますし、インターネットを使った方法だとマイページにログインした上で申請ボタンが設けられてある場合もあります。

それではこの審査時に大切になるものとは何なのでしょうか。それは前回の審査時と比べて何がどう変わったのかを明確に示すことのできる証拠です。たとえば、前回に比べてもっと条件のよい企業に転職したという人もいるでしょうし、前回に比べて出世して会社の待遇や年収も上がったという人もいるでしょう。また、他社からの借金がすべて返済できたので借り入れ総額に大きな変化が生まれたという人もいるはずです。

こういったことを証明できる文書なり証明書なりを用意した上で申し込みを行うと、先方にとっても判断がしやすくスムーズに希望が叶う方向へと進むことができるでしょう。単に多くのお金が必要だからという理由で金額を増やそうとしても、そのような理由では信用度は上がらず、前回の決定が覆される可能性は全くないでしょう。

そして、借り入れ契約時にどうしても条件が低くなってしまうバイトやパート、主婦、学生、契約社員、自営業、自由業の人たちでも、その後に継続的にカードローンを使い続けることによって借り入れ条件を好転させることが可能になる場合もあります。また、サラリーマンなどであれば同じ会社への勤続年数が一年増える４月のタイミングなどで再審査すると借り入れ条件に変化が生じることも考えられます。

これらの人たちは年収や職業によって高い信用度を獲得することはできませんが、一方、サービス利用頻度や利用態度などを通じて優良な利用客として認められることによって信用度アップへと繋げることが可能になります。まずは低い融資額を提示されたとしても受け止めて、その範囲内で細かく借り入れしては期限内にきちんと完済を行う状態をずっと繰り返していくことが大切です。

その上で半年から一年ほどの利用期間が経過したあたりで、再度申請してみると希望通りの額が得られることになるでしょう。こうして上昇したならば、その利用者は消費者金融側からお得様と認められている証拠になることでしょう。

また、場合によっては何もせずにサービス利用を続けていることによって、消費者金融側からメールや郵送や電話などで増額申請しませんかという案内が届くケースも多々あります。これは定期的に行われる審査によってこれらの上限に繋がる可能性が浮上したことのあらわれですので、もしも希望するのであれば積極的に再申請してみるとよいでしょう。

ただし、増額申請の際には最初の申請時と同じく、信用機関の情報チェックや勤務先への再度の在籍確認が行われることもありますので、不都合のある人は事前に窓口や電話相談にてその旨を打ち明けた上で手続きを進めていくとよいでしょう。