カードローンは危険だ、そういう話は生まれてからずっと聞いています。だからCMなどをしているカードローンでも危ないと思って一切使ってきていないんです。でも世の中にはカードローンやほかの借金までたくさん使っている人がいるって聞きました。
そういう事実を知るたびに「本当にカードローンは危険?」と思うようになりました。本当はカードローンを使うことは安全なのではないでしょうか?「カードローンは危険?」という私の疑問に答えてもらえると幸いです。よろしくお願いします。
カードローンは危険?これは使い方と業者によって変わる
昔からカードローンは危険だというように言われていたということですが、それは悪いことではありません。そういう風に考えていたほうが使わないでしょうし、危ない目に合わないということで先生や親が考えていた教育方針なのでしょう。それ自体は悪いことではありません。しかし使い方や業者の選定というものを間違ってしまえば危険なものになってしまうのは変わりありません。
これは働く場所が闇社会だったら危険、というようなものと同じです。結局カードローンを使ってみたら実は闇金だったということもあります。闇金はカードローン専用のカードを発行することはまずありませんが、今やどこのATMでもすぐに現金をおろせるような所ばかりです。だからカードローンと称して闇金がやっている場合もあります。こういう業者だけは避けないと危険な目に会ってしまいます。
業者をちゃんとしたところを選んだとしても、後は使い方というのを気をつけなければ意味がありません。使い方としては計画的な使い方が必要というのは聞いたことがあるでしょう。どれだけ借りて何に使うか、好きな様に使ってもいいですが、計画性を持っておかないと際限なく使ってしまうのです。結果、返済日になってお金が足りなくなってしまう、ということがあり得るでしょう。
そうなると危険だといえるのです。結局この危険というのは使い方と業者の選び方ということになるわけですが、この使い方と業者の選び方というのが最初の頃はつまづきやすいわけです。から最初から使わないようにと言われる場合が多いのでしょう。危険だからと言われていたという質問されている方もまさに同じような意味から、危険だと言われていたのではないかと思います。
(⇒カードローンって危険なの?)
もちろん最初は大変ですが、慣れていけば計画性を持って借りることだってできるし、それだけじゃなくて業者の良し悪しだって見てわかるようになるものです。危険だと思わず利用していいことが起こる場合だってあるのですから。
カードローンは危険?の表裏一体にある便利さと情報収集の大切さ
カードローンを初めて利用する方にとって、気になるのが審査の通りやすさです。その審査の通りやすさや貸付条件から初めての場合は消費者金融を利用するケースもあります。
そんな消費者金融はCMなどで知られた大手の会社もあれば、街金と呼ばれる小さな会社もあります。法律の改正で会社数は減りましたが、それでも中小を含めて数多くの会社が経営を続けています。大手の消費者金融では無利息キャッシングを実施しおり、カードローン自体の利用も初めてという方も多く、特典的な意味合いもあります。
しかし、カードローンは危険?と言われる部分は最初の借り方にもあります。初めての利用は大手で、その次は中小の消費者金融で、規模の大小は借りやすさの大小とも重なり、多重債務につながる借り方につながることがあります。
(⇒生活がヤバい時にカードローン使って大丈夫?)
多重債務のきっかけも最初は少額の融資から始まることが多くあります。これぐらいであれば十分返せるだろうと初めは気軽に構えることも多いのですが、長期にわたる利用の中で家計に変化が生じれば、返済のために新たに別のところで借りることになる、それが件数過多になる面があるのです。
現在は利息制限法で消費者金融を含めてカードローンすべては利息制限法による貸付です。法律が改正される前は出資法の上限金利での貸付も可能とされ、大手でも29.2%の高金利の貸付が通常でした。約3割の金利というのは、とても高い金利です。当然のことながら、利息の負担は大きく、多重債務に陥る率も高い傾向にありました。
そうした多重債務の増加の背景にあった過剰な貸付を防止するために、今の総量規制と信用情報機関の指定制度があります。金利は利息制限法の範囲内で、収入の3分の1以内に借り入れの総額を制限する仕組みが貸金業法の貸付に設けられています。
また、消費者金融を中心として自主規制を設けており、3社以内を基準としています。これも多重債務の防止の観点から設けられた規制ですが、自社の貸付基準や利用者の個々の返済能力によるところも大きいので、単純に線引きできるものではない点もあります。
総じて借りやすいということは高金利の一面も含まれています。同じ会社で借り入れても、顧客の属性によっては金利差が生じることがあるのです。事実、銀行のカードローンの金利の低さは審査の厳格さとも合致しています。借りにくいほど金利は低い、そんな図式も当てはまるのです。
さらにカードローンは危険?とみられる一面として挙げられるのはリボルビング方式の返済です。元金と利息からなる最少の返済金額を支払えば、次回も継続して利用できる仕組みです。月々決められた金額を返済する点では分割払いにも似ていますが、決定的に違うのは残高に応じて返済金額が決まり、金利が掛かってくること、そして最少返済金額の返済では長期の利用になることがある点です。
もちろん、最少返済金額でも時間を掛ければ完済は可能です。しかし、利用可能額が表示されるたびに、まだ借りることができると考えてしまうことがあります。返済によって生じた利用可能枠から再度借り入れ、また返済するといったサイクルの中で、利用は長期間になり、完済への道のりは遠のきます。
利用枠の誘惑を断つのは、簡単なようにみえて、なかなか出来ないことです。これは自分の財布ではなく実際には借りていて、毎日利息という利用料が付いていることを認識することが大事です。
いつまでも払えば良いのか明確な分割払いと違って、カードローンは契約が更新されると、長く利用できます。その利用期間の長さも利息の負担、引いては返済自体に重い負担となってのしかかります。
では、この危険な面をどのようにすれば払拭できるのか、その答えは最初の借り方と計画的な利用です。現在の収入などと照らし合わせて、徹底的に比較してみることです。先述の大手消費者金融の無利息キャッシングの利用も一つの方法です。また、銀行の中でもネットバンクのキャッシングは初めての方を対象に低金利のキャンペーンを実施していることがあります。今はネットで様々な情報を収集できるので、比較検討もしやすいでしょう。
銀行と貸金業者のカードローンに加えて返済方式でも比較します。毎月1回というのが基本で、リボルビング方式が主流ですが、会社によって異なる点があります。この返済方式でも選択によっては返しやすさや利息の負担にもつながってくるので大事なポイントです。
例えば、消費者金融で採用されている35日サイクル制を一例に挙げます。この35日サイクルは5週間後の同曜日という捉え方をしています。以前、給与が銀行振り込みではなく、手渡しが主流だった頃から存在している返済方式で、店舗の運営の効率性や利用者の集中を避ける面で採用されていました。
この35日サイクル制のメリットは返済日が返した日によって動く点です。期日指定制であれば、おおよそ1ヶ月毎に曜日も固定されています。しかし、35日サイクル制では返済日から35日後となりますので、1ヶ月プラス5日分、ゆとりが生まれます。ただし、この返済方式のデメリットは約定返済日が一定しないので、次回の返済を忘れがちになることです。
35日サイクル制では年間の返済回数は10.4回となり、毎月1回の指定期日制と比べると2回少なくなりますが、逆に2ヶ月分、利用期間が長くなり、同時に返済期間も長くなります。35日サイクル制を例にした返済方式に潜むリスクですが、他の返済方式でも長所・短所はあります。給与日に合わせて返済するのが基本的な利用方法ですが、自分にとっての返しやすさを生活スタイルから吟味することも利用にあたっての大切なポイントです。
カードローンは危険?というイメージの中には違法な貸金業者の存在もあります。しかし、それは一部の業者のみで、金融庁のホームページでも違法な業者を公表しています。また、違法な貸金業者を見分ける目安として登録番号があります。都道府県単位での営業であれば知事の許可番号が、複数の地域をまたがる場合は財務局の登録番号が付与されています。
さらに言えば、無理と思っている方、完全融資などといった言葉の融資に手を出さないことです。現在はキャッシングの広告に関しては広告規制があり、表現して良い言葉に決まりがあります。簡単に借りられることは、通常のカードローンではありません。そういった言葉を掲げる業者は怪しいと考えた方が良いでしょう。
違法な業者や取り立てイメージにみられるカードローンは危険?という印象と同時に怖さもあります。しかし、どんなものにも長所・短所があるように、カードローンも利用方法次第で便利なものです。それを使いこなすことこそ大事なのです。急な出費で必要になることもあるでしょうが、そのような時こそ計画な利用を心掛けること、そして情報収集で自分に合ったベストなカードローンを絞り込むことです。
ネットから申し込めるようになり、カードローンの便利さは増しています。返済の面でもコンビニのATMやネット返済ができるようになり、24時間の利用も可能です。営業時間が限られていた以前と比べれば、借りる・返す両面で格段に便利になっています。情報収集の手段においてもネットが加わり、携帯電話やスマートフォンからカードローン会社を検索できて、利用まで出来ます。
便利さの裏側には怖さも、危険性もある、カード1枚で生活スタイルも大きく変わることもあります。カードローンを便利な生活を満たすものとして上手に使いこなすことが大切です。金利差を利用すれば、銀行からお金を引き出す手数料よりも、利息の方が安くつくことがあるのです。
そうした利用方法も金融会社で紹介しており、ネットからは有益な情報も数多くあります。そうした情報を元に利用方法を練ることで、より自分に合った1枚も見つかるでしょうし、使い方について引き出しを増やすことにもなります。