現在無職の29歳の男性です。実は2ヶ月ほど前に勤めていた会社を辞めました。理由は、社内の人間関係に疲れ果ててしまって、ややノイローゼ気味になってしまったからです。
今は失業保険で暮らしています。また、未だその時の経験がトラウマとなってしまって次の就職先を決める気にならないのです。勤続年数が短かったので、失業保険の給付ももうすぐ切れてしまうと思います。
そうなるとまったくお金が無くなってしまうので住んでいるところの家賃も払えなくなります。だから自分でも頑張って次の転職先を見つけなければいけないとは思うのです…。
が…なかなか思うようになりません…。そこで失業保険が切れるまでには次の職場が決まらないと思うので、無職でも即日に融資してくれるようなカードローンについてお聞きしたいのです。よろしいでしょうか?
無職で即日融資のカードローンはありません
あなたの現在の境遇には同情します。だからあなたの質問にできるだけお答えします。まず結論から先に言えば、無職でお金を貸してくれるカードローン会社は無いと思います。
消費者金融のカードローンでも、もちろん銀行のカードローンの審査においても、無職で無収入の人には絶対に融資を認めてくれません。また、即日の融資となると消費者金融のカードローンと言う事になりますが、先に触れたように消費者金融はいかに審査が甘めと言っても無職無収入の人には絶対にお金を貸しません。
だってお金を貸しても働いて収入が無いのですから借りたお金を返せる保証が無いからです。あなただって働いていない無職の人にお金は貸せないと思いますよ。ましてやお金を貸すことを生業としているカードローン会社なら、尚更返済できないような人にお金は貸せないのです。
言ってみれば、これは一般的な社会常識と言って良いでしょうね。以上の事から、無職でも即日に融資してくれるようなカードローンは無いと言って良いのです。しかし!無職でも即日に融資してもらえるケースがあるのです。たとえば、社会的には無職扱いであってもアルバイトやパートで働いており、比較的安定した収入を得ていれば消費者金融の中には利用できるカードローンがあるのです。
ただし、銀行のカードローン利用は難しいと思いますよ。また、銀行のカードローンで即日に融資してくれるところは極めて稀です。加えて、現在は無職だが2~3か月後には次の転職先が内定しているようなケースでは、先の“見込み収入”を当て込んで無職でもカードローンが利用できる場合があります。
さらに言えば、無職でも株のデイトレーダーのように株取引で収入があればカードローンで融資を受けられることもあります。以上のケースは、無職でもカードローンで融資を受けられる例外的なものと考えてください。
そして、無職との条件で即日の融資が可能となるのは、即日融資してくれる中小消費者金融や街金のみと考えてください。大手消費者金融では上記のような条件で無職に即日融資するところはありません。
なぜなら、大手のカードローン審査では審査に申し込んだ時点で無職だと審査に通さないからなのです。加えて、無職でも即日に融資してくれるカードローンには悪徳金融や闇金も多いので注意が必要です。
そのような会社では違法な高金利で貸し付けます。とまれ、無職でも即日に融資してくれるようなカードローンはないと考えるのが妥当でしょう。
無職で即日からカードローンを利用するなら銀行しかない
カードローンで融資を受けるなら仕事をしていることが前提とされており、やはり収入が無いのに審査に通るというのはかなり厳しいものがあります。全く仕事をしていない人が融資を受けることが難しい理由として収入証明の問題と返済能力不足が挙げられます。アルバイトやパートでも良いなので、何かの仕事を見つけてから金融会社へ申し込みをするほうが融資を受けることができる確率はかなり高くなることを覚えておきましょう。しかしながら、仕事をしていないとは言えどうしても融資が必要ならお金を借りる方法が無いわけでもありません。
まず、無職で即日からカードローンを利用するなら銀行以外に申込先の選択肢はありません。消費者金融に申し込む場合は必ず収入証明が必要になるので、仕事をしていない人にとってこの書類を用意することは難しいです。前年度の確定申告書を利用するという方法がありますが、金融会社によっては直近の収入に関する書類を求めてくることがあります。銀行なら収入証明書不要で申し込むことが出来ます。どうして消費者金融では収入証明が必須となるのかと言うと、それは貸金業者なので総量規制が適用されるからです。
総量規制は年収の3分の1までしかお金を借りることが出来ない、又は貸すことが出来るとされているため、貸金業者は申込者の年収を書類からしっかりと確認して、その上で融資を決定する必要があります。そのため、仕事をしていない人が貸金業者から融資を受けるには仕事をして最近の収入に関する書類を用意しなければなりません。一方、銀行の場合は各銀行が決めている限度額までなら収入証明が必要ないので、仕事をしていない人でも車の運転免許証など身分証明を用意しておけばお金を借りることが出来ます。
さて、ここからは無職の人が銀行の即日融資の収入証明不要カードローンへ申し込む際の手順を紹介していきますが、必ず守るべきことは嘘をつかないことです。融資の申込時は自分のあらゆる個人情報を金融会社に提出することになります。申込用紙を見ると分かりますが、職業や年収など様々な必須項目があります。
これらの項目において仕事をしていないと正直に申告をすると不合格になる可能性が高いので、どうしてもお金を借りる為には嘘の申告で申し込みたくなるところです。しかし、嘘の申告だけはやらない方が良いです。嘘の申告がバレてしまうと信用が一気に落ちるので、今後にどのような金融会社へ申し込むにしても審査に通ることが難しくなります。また、下手をすると訴訟になることすらあります。
仕事をしていないとは言え、自分の状況をアルバイトやパート、派遣や自営業と都合の良い状況を記載すると良いです。職業に関して仕事をしていないのにこうした申告をすることは上記で述べたように嘘の申告となりますが、今日仕事をしていなくても明日になると短期バイトが1日あるなら、その時点でバイト、又はフリーターと書くことが出来ますし嘘をついていることにはなりません。
派遣会社に登録して一度でも最近仕事をしておけば、現在は派遣として仕事をしていると言えます。自営業についても同様であり、基本的には仕事がほとんどないため収入は低いが収入がゼロではないという状況を作ればそれは自営業と言っても良いです。
このように申込用紙を作成する時に嘘をつかずに上手く申込条件に合わせることがポイントです。仕事をしていない人にとって最大の救いは銀行は収入証明を不要と言ってくれているので、申込条件と申込用紙、そして身分証明さえクリアすることが出来ると基本的には申込を完結することができ、審査を受けることが出来ます。
申込条件について簡単に説明しておくと、職業に関しては収入証明不要の融資の申込条件はほとんどの銀行は専業主婦と無職は不可となっています。しかし、アルバイトやパート、派遣は申込可能となっているところが多いので、たった1日の仕事でも良いので仕事を見つけて働けば嘘にはなりません。
また、申込条件で仕事をしていない人にとって引っかかるところは安定した収入がある人という項目です。これはほとんどの銀行の申込条件に記載されているので、基本的には職業や雇用形態は何でも良いが、収入が安定しているなら申し込んでくださいという意味です。
しかしながら、申し込みをしても収入証明は不用なのでこの書類の提出を求められない限りは年収は不問です。安定した収入に関しても嘘をつかずに申込条件に合わせることはいつでも可能です。派遣でもバイトでも、仕事を見つけて後から働けば良いわけです。継続して定期的に働いていることが前提と書かれていなければ、それは人によって週に何日働こうが自由であり、安定という意味はかなり幅が広くなります。
そもそも、雇用形態の話をすると安定した収入とは正社員だけであり、アルバイト等の非正規雇用は短期で大きく稼ぐことが出来ても収入に安定感は出ません。このように考えるとアルバイトやパート等でも申込可能となっているなら、あまり収入面は気にする必要がないと言えます。
後は申込において気を付けておくことは在籍確認です。嘘をつくと大抵はこれでばれます。例えば、働いてもいない会社の名前や住所を使ってもそこに在籍確認の連絡が入ると一発でアウトなので、絶対に嘘の申告をすることは避けましょう。在籍確認があるかどうかは銀行によりますが、どうしてもこの点が気になるなら自分の職業を自営業とします。そして、勤務先を自宅にしておけば問題ありません。どんな仕事をしているのかなどを聞かれたらネットオークションの転売など、適当に話を合わせておけば問題ありません。そもそも収入証明は不用であり、これを求められない限りは適当に話を合わせても通ります。
こうして申し込みをして審査を受けることが出来たなら信用情報や他社に借金が無い限りは合格できる可能性が高いです。また、さらに合格率を上げるなら特別な根拠があるというわけではありませんが、自分が口座を開設している銀行で収入証明不要の融資を申し込むと良いです。
書類として身分証明が不要になることがある上にあまり突っ込んだ質問をされないことが多く、銀行によっては自分が無職なのに収入証明無しで融資を受けることが出来ますが申し込みませんかと勧誘されることがあるほどです。また、これは増額に関しても同様です。
無職でも上記を参考にしながら即日融資のカードローンを申し込めば大抵は合格できます。それくらい収入証明無しというのは審査が甘いです。銀行なのにこれほど審査が甘い融資があるのかとびっくりするほど簡単に借りることが出来ます。しかし、一点だけ覚えておくことは借りることは簡単でも仕事がなければ返すことは難しいということです。
銀行は低金利な会社が多く上記のように簡単に融資を受けることが出来るので、返済能力が低くても金利が低いことから比較的返済はしやすくなります。しかし、極度に返済能力が低いと借り過ぎてしまった場合に返済が全く追いつかないことがあります。
また、遅延行為さえなければ銀行は収入証明不要で増額を勧めてくることもあり、増額することが出来るとさらに金利を下げることができるので、こうして自分の収入では返済することが難しい金額まで借りることが出来てしまうケースがあります。どう考えても利息の旨みを考慮して増額を勧誘していると思わざる終えない増額の勧誘もあるので、増額することや借りることは何も問題ありませんが、必ず完済出来るように借り入れを調整するようにしましょう。
低金利からお金を借りることが出来ても元金が大きくなると利息は高くなります。結果として増額等から限度額最大までお金を借りてしまい返済はリボ払いという落ちになると、一向に元金が減らないのでかなり長期的な返済をすることになります。こうした悪循環に陥ることだけは避けたいところです。
【参考ページはこちら】
ニートの場合、カードローン審査はどうなる?