夫婦間においてやはりお互いに内緒で借金を作っていることはあまり良いことではありません。一般的には夫が会社で働き妻は家庭の仕事をするという役割分担が多い中、内緒で借金を作りやすいのは夫です。

専業主婦というのは自分の名義からカードローンを持つことが出来ないので、専業主婦としてカードローンを作るなら夫の承諾が必要となります。この場合、妻は夫に対して内緒でカードローンを作ることは不可能となり、カードローンを自分で作るためにはアルバイトやパートなどでも良いので、必ず勤務先を持つこと、ある程度の収入を稼ぐことが必須になります。

家庭によっては旦那が内緒でカードローンを利用している可能性があると疑心暗鬼になることがあります。そのような場合は本当にカードローンを使っているかどうかを確認しておきたいものです。しかし、これは簡単ではありません。まず一番簡単な方法は直接夫に借金を持っているかどうかを聞いてみる方法ですが、こうして質問をしても正直に借金を持っていると答える人は少ないものです。そのため、何かの証拠を見つける必要があります。

夫が内緒でカードローンを使っていると思ったら、自宅に届く郵送物をしっかりと確認してみると良いです。カードローンを持ちますと、借入や返済とは関係のないサービス案内の郵送物が届くことがあります。例えば、普段使っていない銀行から何かのはがきが届いている時など、それはカードローンの無利息についての案内だったり、増額の案内なことがあります。こっそりと内容をチェックしてみると簡単に夫のカードローンを見つけることが出来ます。

しかし、この郵送物というのは頭の良い人はすでに金融会社に連絡をして、自宅に郵送物が来ると妻に借金がばれるので止めてほしいと伝えている可能性があります。この場合、金融会社はその状況を考慮して、一切案内のお知らせに関する郵送物を送ってこなくなります。毎日の生活の中で金融会社からの郵送物は無いという状況なら、このように郵送物を止めている可能性があることを覚えておきましょう。

次に旦那が帰宅してお風呂などに入っているときに、旦那の財布からポケットまでをしっかりとチェックしてみると良いです。カードローンをATMで利用しているなら、その明細を財布やポケットに入れていることがあります。最近、家庭に入るお金が少ないなど、借金を持っている可能性が否定できない状況なら、毎日継続して旦那の財布とポケットなどをチェックすれば、本当にカードローンを使っているならいつかは明細を発見することが出来ます。

しかしながら、旦那が利用しているカードローンがとても幅広いサービスを展開している会社だと、明細はWEB明細にすることが出来るので、これだと旦那がカードローンを利用しても自宅に明細を持ち帰ることが無いため、どれだけ証拠を探しても絶対に見つかりません。この場合は旦那が自宅でいつもパソコンを使っているなら、旦那がいない時のそのパソコンからインターネットの履歴を見て見ると良いです。

明細をしっかりと確認するならカードローン会社の公式サイトにアクセスしているため、それを見つけることが出来ると証拠に近づくことが出来ます。しかし、そこから先は暗証番号などが必要であり、メールで金融会社からの連絡を受けている場合でも、やはり旦那のメールアドレスを見ることは難しいと言えます。

これらの方法から旦那のカードローンの証拠を見つけることが出来なければ証拠を掴むことは不可能に近いです。後は自分が使っている金融会社以外の会社から連絡がきた時、又は個人名で名前を聞いたことが無い人から電話がやってきた時など、ちょっとしたきっかけから証拠を探していくしかありません。しかし、これらの方法でも確実に証拠を見つけることは結構厳しいものがあります。

どうしても旦那が内緒でカードローンを利用しているかを確認したいなら探偵を雇うという方法もありますが、この方法でも確実な証拠を押さえることは難しいと言えます。人は様々な用事のためにATMへ行きます。ATMへ行ったことがカードローンを使ったことにはなりません。

また、現代のカードローンはATM以外でも電話やネットから振込で融資を受けることが出来ます。この振込融資の証拠を押さえるには旦那の銀行口座の記録を見る必要があります。妻に完全にカードローンを内緒にしている人なら、妻が知らない銀行口座を用意して、その口座へお金を入金している可能性が高いため、自分が知らない銀行口座を旦那が持っているかどうかを先に調べる方が賢明です。

しかし、たとえそうした口座を発見することが出来てもその中身を見ることは出来ません。やはり証拠を掴むことが不可能となります。

どうがんばっても旦那が完璧にばれないように工夫をしているなら証拠を見つけることは出来ません。旦那のメールアドレスを勝手に開く、銀行口座を勝手に見るというのはやりすぎな部分があります。もし、旦那がカードローンを使っていなかった場合を想定すると、何も言い訳をすることが出来ません。下手をすれば夫婦とは言え法律に触れる可能性も出てきます。

旦那が内緒でカードローンを使っているとしたとき、確実に証拠を押さえるが出来る瞬間が一つだけあります。それは旦那がカードローンの返済を遅らせた時です。カードローンはどのような金融会社でも必ず毎月の約定日というのがあり、その日になると設定している返済額を絶対に用意して支払いをしなければなりません。

もし、約定日に支払うことが出来なければ遅延となります。返済の遅延に対して金融会社の対応はとても厳しいです。はがきや電話などから催促してくるので、この瞬間だけは絶対に旦那のカードローンの証拠を掴むことが出来ます。

はがきなど郵送物による催促の場合は中身を見なければそれが催促の内容なのかどうか分かりません。しかし、大抵の場合ははがきの表面などに重要と書かれていることが多いです。非常に大切で重要なお知らせという意味なので、案内などではない可能性が高いです。

そうした時は思い切って見てみると良いです。別に夫婦なのですから、自分宛のものと間違えたなど、何かの言い訳をしておけば大した問題ではありません。せっかくの借金を見抜くチャンスなので、思い切って中を見てみましょう。中身を見た時に催促関連の内容がかかれており、遅延損害金という言葉がどこかにあるなら間違いありません。何かの借金の支払いが遅れているので、確実に借金の証拠だと言えます。

電話の場合は金融会社名から自宅か携帯電話に連絡がやってきますが、遅延というのは1日や2日程度では電話がかかってこないことが多いです。割と深刻な状況になる時に直接電話がやってきます。

もし、金融会社から電話がかかってきたら、妻ですがどういったご用件ですかと具体的に聞いておけば、金融会社は普通に旦那の借金が遅延していますと答えます。金融会社は基本的に融資を受ける時に問題がなければ家族にばれないように色々と配慮をしてくれますが、借金の返済が遅れると対応が一変して厳しくなります。

妻にとって旦那が内緒でカードローンを利用している可能性があるというのは家庭の危機でもあります。もし、自分に内緒でカードローンを利用しているなら、まず何のために借金を作っているのか色々と考えてしまうものです。浮気をしているのではないか、ギャンブルにはまっているのではないかなど、様々な事を考えてしまうものですが、何よりもしっかりと証拠を掴むことが出来なければただの憶測となってしまうので、これだけは注意をしておきましょう。

自分の憶測から夫婦間に亀裂が入るのも良い結果とは言えません。上記のようにカードローンは返済が遅れない限りは本当に様々な工夫をすることができ、なかなか簡単に家族に借金はばれないものです。