質問させていただきます。平日は会社員をやっている、35歳、良平です。

土日は、バンドでライブしてます。歌う方じゃなくて、ギターをボーカルの後ろで弾いてます。大学の頃からの活動ですが、結局、音楽で食べていくのは無理だと判断して、普通の就職を果たしました。

でも、この方が結果的には良かったかもしれません。音楽で食べていこうと思ってそっちの道に進んだ奴らの極貧ぶりを聞くと余計にそう感じます。

しかし、ちょっとだけ、この活動にも夢と言うか野望が出てきました。ネットで、PVのコンテストがあって、それに優勝するとメジャーデビューが決まるんです。

年齢不問のガチバトルを謳っている企画ですので、自分達にもチャンスがあると思っています。

それには、ちゃんとしたPVを作る事が必須条件ですが、実は我々のバンドはビデオカメラすらちゃんと無いんです。録画の場所とかは、スタジオとか、野外とか色々と考えていますし、皆で映像の演出も色々と案を出しています。

きっと良い物が出来ると思うんですが。いかんせん、我々はお金が無いのです。業者に撮影を頼もうかとも考えましたが、やはり自分達で一から作りたいと言う声の方が大きかったので、何とかビデオカメラを用意する事になりました。

……用意するのは自分の役目、なんですけどね。実は、バンドのリーダーは自分なんです。バンドの中では最年長ですし、責任も色々と負ってます。

ボーカルは、まだ二十歳の子で、彼の為にも我々は全力で事に当たらないといけません。でも、メンバーの中で一定の収入があるのは自分だけなのです。他の奴らには、お金の余裕は本当に無いんですよね。

そんな訳で、ちょっとお金を借りる事を考えました。具体的にはカードローンを使う予定なのですが。これには審査があるって聞いて、ちょっとびくびくしています。そこそこ、今の会社では給料貰ってますが、バンド活動なんてしてると貯金もなく、そんな事が知られたら、審査は落ちるのではないかと心配です。

そこで、色々な会社のカードローンに複数申し込む事を考えました。これなら、数撃てば当たるのではないかと。

更に、噂で聞いたんですが、複数の申し込みの時は、一定の順番に変えると審査に受かると聞きます。これって本当ですか?どうか、教えてください!

カードローンの申し込みは複数同時に行ってもメリットありません

良平さん、質問ありがとうございます。何だか、お話を聞いていると、とてもロックな人生ですね。とても格好良い年齢の取り方にも思えます。これからも音楽活動頑張ってくださいね。

そして、PVを上手く撮れて、そのコンテストに優勝して、メジャーデビューが決まったら、こっそり私にも教えてください。

さて、その為にも良平さんはお金を手に入れないといけませんね。質問、お答えしていきます。

実は、良平さんの考えている事は、全てNG行為と言って良い事ばかりです。そもそも、カードローンの審査に通りたい場合は、複数の会社に申し込む事はNGです。実は、カードローン会社の情報源は同じと言われていますので、もし複数申し込みをしている事が分かったら、当然審査には不利になる訳です。

そして、噂になっている順番を変える、と言う方法は、本当にどこから出てきたの?ってぐらいのデマですね。先にも述べた通り、複数社への申し込み自体がご法度ですし、申し込みの順番を変えても、その不利さが変わる事はまずありません。

良平さんは、これから、これだ!と決めたカードローン会社に申し込みをしてみてください。きっと、ビデオカメラの良いのを買えるぐらいのお金は融資してくれますよ!

【参考ページはこちら】
審査不要のカードローンは危険?

カードローンの申込み順番の考え方について

カードローンのサービスはたくさんあり、それぞれで審査の基準は異なります。同時に申し込みをすると審査に落ちる可能性は高くなります。このことを考えた場合、同時にたくさん申し込みをするのは得策ではありません。そのために、一つずつ申し込みをしていかなければならないのです。このときに問題となるのが申込み順番です。どの順に申し込んでいけば良いのでしょうか。

その前に、同時に申し込みをしてはいけない理由を知っておきましょう。その理由を一言で言えば、同時に申し込みをすることを金融機関が嫌がるからです。その理由は少し考えれば分かります。金融機関が貸し付けを行うかどうかの判断や、あるいは貸し付けを行う金額の判断をするときにそれぞれの返済能力を審査します。
(⇒カードローンの審査基準について

返済能力の高い人なら、たくさん借りることができます。金融機関は、融資を行うことによって利益を得ます。融資を行ったときに得られる利息が金融機関の収入になりますから、確実に返済のできる人に対しては積極的に融資を行おうとします。融資した資金が返済されなくなると金融機関は損失を被りますから、返済能力の低い人に対しては融資を行わないか、あるいは行ったとしても少額です。

ある人の返済能力が100万円ぐらいだったとしましょう。つまり、100万円くらいまでなら融資を行っても確実に返済されるだろうと金融機関が判断するとします。この判断は金融機関によって異なりますが、話をわかりやすくするためにどこでも同じだと仮定します。

この人がある銀行のカードローンに申し込みをして、そして100万円を借りたとします。この状態ですでに100万円を借りている状態で、その情報はほかの金融機関にも共有されます。ですから、別の金融機関に申し込みをしても、借りることはできなくなるわけです。

この情報の共有は信用情報機関を通じて行われます。ある金融機関から借入をすると、その情報は信用情報機関に登録されて管理されます。別の金融機関に申し込みをしたときには、その金融機関が信用情報機関から情報を得て、それによって融資を行うかどうかを判断します。

もしも同時に申し込みをして、そしていくつかの金融機関から借入ができた場合を考えてみましょう。申し込みをする人の返済能力は100万円しかないにもかかわらず、二つの金融機関に同時に申し込みをして、そして両方の金融機関の審査に通ると、合計で200万円の借り入れができます。

返済能力は100万円しかないのですから、200万円を借りると、返済ができなくなる可能性は非常に高いと言えるでしょう。返済されなくなると金融機関は損失を計上しなければならないのですから、このような状況は金融機関は嫌うわけです。

そのために、金融機関は申し込み情報についても共有しています。ある金融機関に申し込みをすると、その情報は信用情報機関に登録されます。信用情報機関に登録されている情報は、ほかの金融機関が問い合わせたときに提供されます。このようにして情報は共有されるのです。

申し込み情報が共有されることによって、いくつもの金融機関に同時に申し込みをすると審査に落ちやすくなります。このような状態を申し込みブラックと呼びます。同時に3件の申し込みをすると申し込みブラックになるのが一般的です。また、同時ではなかったとしても、1ヶ月の間に3件の申し込みをすると、やはり申し込みブラックになります。

申し込みブラックになったとしても、それが永遠に続くわけではありません。信用情報機関の情報が抹消されれば、その時点で申し込みブラックではなくなります。この信用情報機関の情報は、おおむね半年で抹消されます。

ですから、申し込みブラックになってしまうと半年くらいは待たないと、新たに借入はできないと考えておいた方が良いでしょう。これを考えれば、安易に申し込みをするべきではなくて、慎重に申し込んでいくことが必要だと考えられます。

申し込みをして審査に落ちると、お金を借りることができないだけではなくて、申し込みをしたという情報自体がその後の審査に悪影響を与えますから、申込み順番を考えていくことは必要です。

時間的に余裕我のある人の場合には、条件の良いものから順に選んでいくのが良いです。たとえば、銀行は金利が低く、借入金額も大きいという傾向がありますから、まず銀行に申し込みをするのが良いでしょう。それで審査にとおれば良いわけですが、落ちた場合には半年待って、申し込み情報が抹消されるのを待ちます。

そして、次に別の銀行に申し込むというようにしていきます。銀行の審査基準はそれぞれで異なりますから、審査に落ちた場合であっても、別の銀行なら審査に通る可能性はあります。銀行の中でも順番はあって、規模の大きい銀行ほど条件が有利だと考えられます。

ですから、メガバンクと呼ばれる大手の銀行にまず申し込みをして、そしてそれらに落ちてから地銀などに申し込みをするのが良いです。こうすることによって銀行の審査にとおれば良いのですが、銀行の審査には通らない場合には、消費者金融を選ぶのが良いでしょう。
(⇒イオン銀行のカードローン審査に通るには?

消費者金融は銀行よりも審査は甘い傾向がありますから、銀行の審査には落ちたとしても、消費者金融からなら借りられることもあります。消費者金融も規模によって違いがあって、規模の小さいものの方が審査は甘いという傾向があります。ですから、大手の消費者金融に申し込みをして、それで落ちたのなら規模の小さい消費者金融に申し込みをするのがよいと考えられます。

急いでいる人の場合、このような時間をかけていられないでしょう。この場合、審査の甘いものを選んでいくのがよいと考えられます。過去に踏み倒したことがない普通の人で、ある程度の安定した収入があれば、消費者金融の審査に落ちることはないでしょう。

ですから、急いでお金が必要なのであれば、まず消費者金融に申し込みをするというのは良い方法です。消費者金融なら即日融資やスピード融資などを利用できますから、急いでいる人には便利でしょう。審査に自信がないのであれば、どちらかというと規模の小さい消費者金融に申し込みをする方が良いです。急いでいるのなら、ほかの条件よりも確実に審査にとおることを優先した方が良いのです。

ただ、消費者金融は借入金額があまり大きくはない場合が多いですから、急場しのぎに使うのは良いですが、長く使い続けるのには適していないでしょう。ですから、消費者金融で借りて急場をしのいだ後には、いったんは完済して口座を解約し、そして時間をかけて銀行に申し込みをするというのは良い方法だと考えられます。より有利に借りるためには、このような工夫をしましょう。

意外にも多くの人が忘れていることの一つにクレジットカードがあります。クレジットカードというと、ショッピングをするためのものなのですが、最近ではカードローンの機能が付属しているものが多くあります。ここ最近で新たにクレジットカードを持った人なら、カードローンのようにお金を借りられる場合が多いです。ですから、一度確認してみるのは良い方法でしょう。

確認すると行っても難しいことではありません。面倒であれば問い合わせればすぐに分かります。クレジットカードの裏面には問い合わせの電話番号が記載されていますから、そこに問い合わせをすれば良いでしょう。

明細書や請求書でも確認できます。明細書や請求書にはキャッシング枠として借りられる金額が記載されていることが多いです。ショッピング枠とは区別されいるのが普通で、キャッシング枠としてたとえば50万円となっていれば、その時点で50万円を借りることができます。どこで利用できるのかはそれぞれで異なりますから確認が必要ですが、多くの金融機関のATMを利用できる場合が多いですから、便利に使えるケースが多いです。

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