私たちが暮らす日々の生活はいつも無数の出費で満ちています。そのような中でどうしてもお金が足りなくなったり、あるいはここだけはしっかりとお金をかけておきたいと思う瞬間も多いことでしょう。たとえば、公共料金や税金、ローン、保険料などの支払いがとても重く伸し掛かってくる場合もあるでしょうし、また会社の同僚とのコミュニケーションやお得意様の接待などのための飲み会や食事会などでお金が必要になることもあります。

そして忙しい毎日の合間を縫って効果的に息抜きをするためにも、自分の趣味やリラクゼーションのために的確にお金を使うことが大切です。音楽や読書、旅行やグルメ、ファッションなど、いろんなジャンルにまたがってそこで必要となる金額を過不足なく捻出していくことが、明日の活力に繋がる一歩となることでしょう。

また、人生には避けることのできない大きなお金の出費もあります。住宅購入や自動車購入といったところもそうですし、結婚式やハネムーンなどもケチケチせずにしっかりと満足できるものにしたいところ。他にも子供が生まれたらベビー用品の購入などきちんと費用捻出してあげたいですし、成長にしたがって習い事や学費なども用意しなければなりません。

このような数々の出費に対してお金が不足してしまった時には、消費者金融や銀行を活用してうまくお金を借り入れることが得策と言えるでしょう。とはいえ、消費者金融は契約手続きがとても簡単で融資もスピーディーではあるものの、しかし消費者金融が守らなければならない貸金業法と呼ばれる法律を遵守しなければなりません。そして総量規制と呼ばれる借り入れ額の上限によって、年収の3分の1を超える融資が困難となっています。

その点、銀行であれば年収の3分の1という枠組みは関係ありませんし、金融機関ならではの安心感もあります。そもそも借り入れに伴う利息は低く抑えられていますし、さらにもしも返済が遅れたとしても闇金業者のように手荒な取り立てが行われたりといったことはありません。知名度も高いこともあり、堅実な取り引きが行えることも魅力の一つと言えるでしょう。

中でもカードローンはとても便利な借り入れ方法のひとつです。住宅ローンや自動車ローンなどをはじめ、多くの借り入れ方法は審査に２週間か３週間ほどかかる入念な契約内容を有したものばかりですが、カードローンに至ってはとても手続きが簡単で融資スピードも消費者金融と並ぶほどに速いのが特徴的です。

そもそもこのカードローンは、一枚の個人専用カードを発行して手元に置いておくことで、お金の必要性が生じた時にはサッとカードを持って近くのATMに駆けつけて機器操作すれば、簡単に融資金を引き出すことができるという金融サービスのこと。最近では多くのATMが夜間の時間帯も開いていたり、あるいは提携ATMの数も増えていることから、お金を借り入れるチャンスは身近なところに増えてきていると言えるでしょう。

それではこの金融サービスはどのようにして申請手続きを行えば良いのでしょうか。まずはネットの口コミなどを元にして自分の借り入れ条件に合致したサービスを選ぶところから始めなければなりません。職業や業種によっては多少、銀行によって借りやすいものと借りにくいものとの差異が生じる可能性もあります。サラリーマンや公務員などの安定した業種であればいいのですが、アルバイトや専業主婦、パート、契約社員などであれば条件によっては借りにくいものもあるかもしれません。

また年収などによっても融資限度額に差が生じます。最終的には申請時に提示された職業や勤務先、年収などによってこの限度額が決定され、あくまでのその範囲内においてATMからの借り入れが可能となるわけです。もしも規定の年収を下回るような場合であれば、最初から審査落ちしてしまう可能性もありますし、または極めて低い限度額しか付与されないという場合も出てくることでしょう。

それに、銀行カードローンでひとつ注意が必要なのは、そこの銀行に預金口座を開設しているかどうかによって借り入れ手続きのあり方が大きく変わってくるということです。口座がすでにあるということになると、すでに窓口の方で身分証明や身元証明などが完了していることを意味しますので、融資に関しても新たな手続きは最小限で済ませることができます。そのため、審査に必要な身分証明書や年収証明書の提示がなくてもスピーディーな借り入れが可能となる場合もあるのです。

さらにその預金口座にどれだけのお金が入っているかによって、その融資限度額も変わってくることがあります。これはひとつの担保的な意味合いもあるのでしょうが、それだけの返済能力、あるいは経済力があることを示すためのひとつの指標となるのです。

こうして申請を行う場合には、他にも店舗窓口、電話、インターネット、自動契約機を使った申し込み方法があります。自分のライフスタイルにどれが一番合致するのかを考えた上で申し込むことが求められます。たとえば夜遅くまで仕事が長引くような人は、夜中でも気軽に申請できるインターネットを使うと、利便性が高まることでしょう。

申請が完了すると、さっそく先方の審査が始まるわけですが、その際に確認の電話がかかってくる場合があります。その連絡先を携帯電話や自分宛のメールにしている場合は問題がありませんが、一方で自宅の電話番号を登録している場合には家族が出てしまうことも十分あり得ますので注意が必要です。

申請者の中には同居中の親や、あるいは奥さんや旦那さん、それに子供知られることなく借金契約したいと願う人もたくさんいることでしょう。そんな内緒で行う契約の際に、よりにもよって自宅に確認の電話がかかってくると全ての苦労が水の泡になってしまいます。

審査では他にも、信用情報機関への確認作業を通じて、申請者が過去に返済不能に陥ったことがないかのチェックを行います。そういったブラック情報が記録されていると審査通過は極めて難しくなります。また、短期間中に複数の借入先に申請して審査落ちを繰り返してしまうと、これまた申し込みブラックとして処理されてしまいます。

これに加えて勤務先への在籍確認も行われます。これは申請時に記入された勤務先に本当に勤務実態があるのかどうかを確認するためのもので、電話に出た相手に通話を申請者へ取り次いでほしい旨を伝えてこれがスムーズに行われると完了となります。

ただし、この場合にも会社に電話がかかってくることに抵抗を覚える人が少なくありません。電話はあくまで個人名にてかかってきますので、借金契約のことなどがバレる心配はありませんが、もしも会社に内緒で契約するために細心の注意を払いたいという人がいれば、最初に相談窓口にて解決策を尋ねてみるとよいでしょう。

ここまで審査が終わると、融資はほぼ確定となります。しかし実際にカードローンを使っていく上でも注意が必要です。というのも、ATMで借り入れを行うたびに借り入れ金と利息が明記された利用明細書が郵送されてくる場合があるからです。最近は社会的なペーパーレス化の流れがあるのでそういうケースは少なくなってきていますが、しかしながら契約時にこれらの利用明細の受け取り方法を郵送に設定していると、自分がいない日中の我が家にそれらが届いてしまいますので、家族にバレる心配も高まってしまいます。

家族に内緒で行いたい場合には、これらを最初からウェブチェックなどに設定する必要があります。そうすれば郵送は無くなり、自分で公式サイトのマイページにログインして逐一チェックすればよいこととなります。こういった設定変更はウェブ上でも行えますし、また電話相談窓口などや店舗窓口でも行える場合もあります。まずは規約やサービス案内を読み込んだり、電話相談などで気軽にその件について尋ねてみるとよいでしょう。

【参考ページはこちら】
家族に秘密のカードローン、どうやって持てる？