申し込みをしてから仮審査が終わって最初の借入をするときについてカードローンの枠をもらえると思います。本審査が終わったらその枠を使えるようになるかと思いますが、カードローンの利用限度額算定をするときに大企業や公務員のほうが有利になるということを聞きました。

大企業や公務員の場合、カードローン利用限度額算定を最初にすると思いますが、やっぱり一般的な借入枠よりも大きな枠を与えてもらえるものなのでしょうか?一般の人に比べてどのくらいの違いがあるのか、教えてもらえないでしょうか。

カードローンの枠が違うのは最初だけ、後は限度は同じ

カードローン利用限度額算定をするときに職業が関係するのか?という話ですけれどもはっきり言うと関係します。関係はしますがこれだけで審査に落ちるとか通るとか、そういうこともないですし、借入をしやすくなるというくらいのものです。枠も少しだけ大きくなりますが、そこまで大きく変わらないのであまり気にしなくていいでしょう。

大体カードローン利用限度額算定の時、最初は借入枠を決めるかと思いますが、はじめの枠として借入をすることが出来る金額は大体50万円くらいが多いと思います。これは一般的な収入の人だとこのくらいというわけですが、公務員や大企業の人だとこれより20%くらい多めの枠をもらえます。ですので60万円くらいまでの枠をもらえると言われています。

はっきり言えばこのくらいの話なので、あまり気にしなくていいのです。しかもこれがどんどん利用していけば限度額は同じに近づいていくのです。限度額が同じなのはどんな職業の人でも総量規制などは関係しますし、総量規制でないにしても銀行系カードローンの規制というのは関係してきます。ですので結局最初は違うけれども、後々一緒になるので変わらないと思ったほうがいいでしょう。

銀行系カードローンも消費者金融も地方には公務員優遇の商品を用意していたりします。公務員の人が働いている確率が高く、あまり他の産業がないところに多いのですが、こういう地方銀行系のカードローンであればかなりの金額の違いが出るでしょう。金利も違うし枠の大きさ持ちがうし、公務員の人が非常に優遇されるでしょう。カードローンの利用限度額算定も別枠で考えられていると思われます。

それ以外のメガバンク系で全国対応のカードローンなどではあまり関係が無いですから、カードローンの利用限度額算定について気にしないようにするのがいいと思います。それ以上に信用を上げて、限度額いっぱいまで借りられるだけの枠をもらえるように努力することが重要でしょう。

【参考ページはこちら】
生活がやばくなった時にカードローン使って大丈夫?

カードローンの利用限度額算定をおこなうには

金融機関から受けることのできる融資には、本当にさまざまな種類があります、銀行ローンであれば、住宅ローンやマイカーローン、学資ローン。消費者金融のキャッシングやノーローンといわれるさまざまな融資、細かなところまで洗っていくとさらに多いのですが、メジャーなローンの一つとして存在しているのがカードローンです。

このローンは銀行で取り扱っているもののなかでは珍しく、使途の決まっていない融資になります。ですから、このカードローンを利用することによって、生活費の足りない部分を補うということも可能なのです。

しかし、金融機関に融資を申し込むには、所定の審査を経なければなりません。金融機関はお金を貸さなければ利益を上げることはできないわけなのですが、一方でかしたお金が返ってこないと大赤字を出してしまうという部分もあります。

ですから、できる限り安心して貸せる人にたくさんの融資をしたいということになるのです。ですから、きちんとした審査を行うことによって、その返済能力の有無を判断し、その返済能力を有すると思われる人にしか融資は行いません。

また、過去に延滞の履歴があった場合にはその審査は相当厳しくなると思われます。過去に実際に返済できなくなりそうだったという事実がある以上、金融機関はその方を信用する理由はなくなります。逆にリスクが大きくなってしまい、本当に返ってくるのだろうかという点に関して疑問符が出てしまうのです。ですから、過去にもし延滞をしてしまった経験のある方は、しばらくの間は良い条件で融資をうけることはできないと考えるのが一般的です。

では、いったい初めてカードローンを作る場合にはどれだけの利用限度額をもらうことができるのでしょうか。もちろん、申込金額やそのかたの収入などによっても左右されますので、この金額、というように決めることはできませんが、カードローンの利用限度額算定においてどのような基準で行われているのかを簡単に記載します。

たとえ話を上げるとわかりやすいと思われますので、20歳で初めてカードローンを申し込んだ、定職についていて多くはないながらも安定収入を毎月もらっている方を例に挙げてみましょう。この方の場合は今まで融資を受けたことはありません。ですから、延滞の履歴などは当然ありません。審査における最低限の条件はクリアしているということがいえるでしょう。

しかし、逆に考えてみると、プラスになるポイントもありません。きちんと返済していたのかどうかということをあらわすものもありませんので、本当に返済してもらえるのかどうかという点においては情報が少なすぎるため、リスクが高いという判断になります。また、収入も多くないために返済能力が高いとも言い切れません。

もっとも、収入が高い方の場合でも高いにも関わらずカードローンを申し込む理由は何かという流れになりますので、結局信用に足るわけではないのですが。ですから、まずは少額の限度額を設定して、きちんと返済が可能な人なのかどうかを判断しよう、ということになるわけです。簡単に金融機関は信用してはくれないわけなのです。

よって、この方の場合は審査に通らないということはまずないでしょう。しかし、高額の限度額をいきなり設定できるかというと、そうではないということもまた事実なのです。最大で数百万円というカードローンも今の世の中にはたくさん出ていますが、その数百万円という金額を初めから限度額として利用できる方はほとんどいらっしゃらないのです。

まずは、数十万円といったごく少額の限度額を設定して、その利用実績を積んでいくことが必要になるでしょう。その利用実績、返済実績を経て、徐々にその金融機関からの信用というものを積み上げ、より高額の融資を行っても大丈夫だという判断を金融機関が下すまで、しっかりと返済を続けなければならないわけです。

また、犯罪防止の観点から言っても、この限度額を低く設定するということは有効です。近年ではセキュリティも高くなったため、なかなか見られなくなったことではあるのですが、ほかの人に成りすましてカードローンの申し込みを行い、実際に作ったカードの限度額いっぱいまで借り入れて、そして逃亡する、という犯罪が起こった過去もあります。ですから、初めから限度額を高く設定してしまうと、その犯罪につながる恐れというものも高くなってしまうのです。そういった点からも、この限度額を初めは低く設定するという理由になっています。

ちなみに、カードローンを利用しているとある日突然ATMで利用限度額の増額をすすめる案内などが出てくることがあります。これは、キャッシュカードやローンカードを通すことによってその人が誰であるかを判断できますので、増額ができそうな方に金融機関側から案内をしているのです。この案内が出た場合には、増額を申し込んでも審査にとおる可能性が高いということがいえるでしょう。

また、この増額ができるタイミングでは、増額をしておいたほうが実は有利なのです。それは利息制限法による縛りの問題があります。利息制限法によると、10万円までの融資は20パーセント、10万円から100万円までの融資には18パーセント、100万円を超える融資には15パーセント以下の利息を設定しなければならないという決まりがあります。

そのため、カードの利用限度額が大きくなればなるほど、金利設定が下がってくるのです。同じ額を利用していても、金利が低ければそれだけ利息も少なくてすみます。ですから、増額ができるタイミングではきちんと行っておいたほうが自分にとっても有利なのです。

ちなみにその増額ができるだけの信用をどれだけの時間をかければ得ることができるのかという点については、金融機関によっても異なりますし、利用者の属性にとっても違います。ですから一概にどれだけの期間ということをあらわすことはできないのですが、それでも数か月という短い期間でその信用を得ることはできないと考えてよいでしょう。最低でも半年や9か月、できれば1年、2年といった期間を経て、徐々にその信用は積み上げられていきますので、毎月きちんと返済を続けていくことが大変重要なのです。また、その期間内に延滞をしてしまうと、信用はゼロ、というよりもむしろマイナスからのリスタートということになってしまいますので、十分気を付けてください。

返済を行うということはけして簡単なことではありません。その返済期間中になにか不測の事態が起きて、返済が難しくなるほどの収入減が起きてしまうこともあるのです。しかし、それでも一度融資を申し込み、そして実際に借り受けてしまったものに関してはきちんと返済しなければならないことは自明の理です。それを行わないということは、契約不履行になり、金融事故として扱われ、最悪の場合は自己破産として資産の差し押さえをされてしまうということになるでしょう。

ですから、そのようなことになってしまう前にも、かならず借りたものの返済は行っていく必要があります。給与が入ったらまずはその返済の分のお金はわけておくべきでしょう。もし返済日を設定できるのであれば、給与支給日に設定して、入金と同時に返済ができる仕組みをとっておくと、より安心して毎月の返済を行うことができるはずです。

そしてきちんと返済を行っていけばいくほど、金融機関からの信用が大きくなり、限度額を増額して金利も下がり、今後より一層使い勝手のよいカードローンへとなっていくわけですから、やはり初めは大変でも、そこを乗り切っていかなければならないということがいえるのではないでしょうか。

カードローンは、必要な時にだけ必要な分だけ借り入れることができる便利な商品です。その便利さを自ら放棄してしまうことのないように、自己管理を行っていきましょう。

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