銀行系カードローンはあくまで銀行系ということであって銀行そのもののカードローンとは違い、銀行系列の消費者金融会社が出している商品です。ですから審査が銀行に比べるとゆるく、比較的最高限度額も高額であることがメリットです。

さらに消費者金融会社ということで即日融資や店頭まで行かずともインターネットで気軽に申し込みできるのも良いところだといえるでしょう。そんな銀行系カードローンは審査にほぼ通った時に契約書類と共に本人確認書類を提出しなくてはいけません。運転免許証や健康保険証、パスポートなどがそれにあたります。

もし他社から借入を多く借りている方であればこれ以外にも提出物を求められる可能性はあります。また希望融資金額によっては収入証明も提出しなくてはいけません。収入証明は源泉徴収票や確定申告書、給料明細書、収入証明書などが利用できます。収入証明書に関しては市役所で有料にて購入することができますから、他のものが見当たらない時には前もって購入しておくといいです。

ただしあまりにも古いものは対象外で、発行から３か月以内のものであることが条件になります。また年齢制限などもそれぞれの会社でありますので注意しましょう。ほとんどの場合、満２０歳以上７０歳未満の年齢で安定した収入がある方が対象になります。

７０歳以下といってもその会社によって上限の年齢はばらばらで、６５歳までであったり６９歳までであったりします。しかし共通しているのは満７０歳の誕生日を迎えた時点で新たな融資を受けることはできなくなるということです。それはやはり返済能力が関係しています。

カードローンを利用できるようになるまでの流れは、まずインターネットローン契約機などで申し込みをします。申し込み方法は他にも電話や店頭、郵送などの方法があります。即日融資を希望する場合はインターネットもしくは店頭や電話が良いでしょう。郵送は書類が往復する時間を考えると短期間での融資開始はできませんから、１週間前後はみておく必要があります。

インターネットやローン契約機でしたらEメールやアプリ、ローン契約機そのものを使って本人確認書類をすぐに提出することができるので便利です。現在住んでいる住所と本人確認書類の住所が違う場合は住民票や公共料金の支払い済領収書などを提出しなくてはいけないので前もって用意しておきましょう。消費者金融会社の場合、審査に通ることができるのか不安な方は借入診断を試してみることができます。

借入診断とは３問から５問程度の質問に回答するだけで簡易的な審査結果を出せるというもので、ここで融資可能と出れば自信を持って申し込みすることもできます。ただしあくまで簡易的な審査ですから、申し込み後には本格的な審査を受けることになります。

本格的な審査の一つには職場への在籍確認の電話があります。これはほとんどの消費者金融会社では実施していることで、本当に申し込み書に書かれた職場で働いているかを確認するためだけの電話です。

ですから在籍していることがわかれば本人がどうしても出られなかったとしても問題ないという場合もあります。ただそれは前もって仕事が忙しくて出られない可能性もあることを伝えてあった場合ですから、本当に忙しいという方はきちんと担当者に伝えておくほうが良いです。

ではもし融資を利用できるようになったとして、急に借入が停止になるということはありえるのでしょうか。これは実際にないことではありません。例えば決められている最高限度額いっぱいに利用してしまった場合です。最高限度額は消費者金融会社ですと総量規制の枠がありますので、個人年収の３分の１までになります。

これは最高でということなので、審査次第ではそれより低くなることがあります。特にその会社を初めて利用する方ですとまだ信用関係が築けていないため、限度額は低めに設定されることが多いです。総量規制ですと年収１５０万円の方では最高限度額は５０万円までということになります。しかしこの金額に設定してもらえるかどうかは審査次第というわけです。

ですから年収が低めの方はこまごまと何度か利用しているうちにあっという間に限度額に達していたということがあるのです。限度額いっぱいになっているのですから、増額を申請して審査に通らない限りはまた借りることはできません。もちろん増額申請できるのはまだ総量規制の枠に達していなかった場合です。

他に借入が停止になってしまうとしたら、緊急のメンテナンスが入ってしまった時や借入できる営業時間外であった場合です。カードローンはコンビニなどでも利用することができるため、２４時間３６５日借りることができると考えられがちですが、借入や返済できる時間に決まりがあるのはどこでも同じです。

たいていは残業などがある方などでも利用できるように遅い時間まで営業しているものですが、それでも利用できる時間帯は決まっています。そういう時には利用できる時間帯を改めて確認して時間外であったのなら別の日にまた借りるようにしましょう。

メンテナンスする時間についてもその会社のホームページなどで前もって予告されているものですからこまめにサイトをチェックしておくのも一つの方法です。利用者が多ければパンクして、メンテナンスが必要になることもありますのでこればかりはいつ起こるとは言えません。自分で気をつけておくのが一番です。

カードローンは自分に設定されている最高限度額内であれば何度でも借りることができるのが魅力です。融資されるまでは一苦労あるものの、それに通ってしまえば生活を安定させることもしやすくなるのです。しかしさすがに借り過ぎてしまっていては全く意味がありません。生活を安定させるどころか返済に苦労することになってしまいます。返済は借りた金額そのものに利息が加えられます。

利息はその会社によって年率が違っていますし、もし返済に遅れると年率が一気に上がってしまいます。最高は２０％までと決まっていますが、限りなくそれに近い年率になるので返済はかなりきつくなってしまうでしょう。そうならないためにも借り過ぎには注意して計画的に利用するようにしなくてはいけません。

使い過ぎを防止するという意味でオススメなのは返済シミュレーションです。この返済シミュレーションは借入診断と同じように各会社のサイトに設置されているもので、簡単な質問に回答するだけで結果がすぐに出ます。

これでは毎月の返済金額はもちろん、かかってしまう利息、返済にかかる回数などを出すことができます。どれだけ借りれば返済額がいくらになるのかということがいろいろ調べられるため、希望金額をいくつか変えてやってみるのも良いでしょう。

そして申し込みする時には総量規制の枠以上の希望額を申し込みしないようにしなくてはいけません。総量規制は国が決めた決まりなので正規の会社であればそれは必ず守ります。そのため、その人の総量規制の枠以上の限度額には絶対に設定することはありませんし、逆に自分が設定できる最高限度額をわかっていない方は審査には通さないという可能性さえあります。

実際にこれで審査に通らなかった方もいるのです。消費者金融会社の場合、総量規制の枠に関係なく借りることができるのはおまとめローンや借り換えローンだけです。それ以外では必ず関係してきます。銀行でのカードローンでは総量規制は問題なく借りることができますが、銀行系ではできません。そこはしっかりとおさえておきましょう。

またどんな人でも借りることができるということでヤミ金がありますが、ヤミ金は名前の通り、ヤミの金融会社で法外な金利をつけて大金でも貸してくれます。しかし金利が大きいために返済が追いつかず、利息しか返せない日々が続き、結局いつまでたっても返済できないということが多いので、絶対に利用しないようにしましょう。