はじめまして。カードローンで興味を持ったので、質問する事にしました。
僕は龍之介って言います。29歳、某保険会社でコールセンターのテレオペ(テレフォンオペレーターです)をやってます。普段はそんな仕事をしているんですが、土日はライブハウスに立って、歌歌ってます。テレオペの仕事はステージに立つ時のMCの練習になるので、自分の修行の場だと思って、毎日仕事しています。
ライブと言っても、バンドではなく、カラオケで歌うスタイルです。そう言うシンガーが歌える場所って少ないので、定期的にライブに出させて貰えるだけでもありがたいです。しかし、結構お金がかかるんですよね、ライブ活動って。お客さんを呼べなければ、チケットノルマと言うのがあって、それを満たしてない事になって、結構なお金をライブハウスに払う事になります。ノルマの金額は毎回違って、でも、多い時では4万とかって事もあります。
それと、オリジナルソングを歌おうと思ったら、まあ、自分で作れれば一番良いのですが、作曲者やアレンジャーなどに払う金額もバカに出来ません。曲が出来たら、今度はレコーディングですが、これにも、またお金がかかります。
それでも、僕の歌を好きって言ってくれる人が結構増えてきて、ライブはとても楽しくやらせて貰ってます。仕事も、その為なら頑張れる!って思いながら毎日仕事場に行ってます。クレーマー的な人が時々辛いんですけどね。
しかし、今度、ちょっとしたプロモーションの話が出てきまして。テーマに即した歌を歌って、ネットで投票をして。優勝すればメジャーデビュー、と言う企画なんですけど。これに応募しようと思っています。友達が教えてくれました。ただ、そのテーマに即した曲がありません。運悪く、先月は色々と出費が多くて、割とジリ貧状態です。
そこで、今回はちょっとだけお金を借りる事にしました。一時的なものですし、そう大きい金額では無いので、本当に緊急的措置、と言った感じです。
そうなると、友達から教えてもらった、銀行系のカードローンが良いのかなあ?と、思っています。やっぱり、消費者金融のカードローンは少し怖いと思うところもあるので。銀行なら安心じゃないですか?
ただ、こういうのって審査があって、通らない人もいると言う話も聞きます。それってどんな人達なんでしょうか?僕みたいな、もうすぐ30歳なのに、ふらふらとした生き方をしている人間も入るんでしょうか?教えてください。
審査の基本は返済能力があるか否かです
龍之介さん、質問ありがとうございます。メジャーデビューの企画、優勝すると良いですね。その為にも、お金を何とか調達しちゃいましょう!
ご質問の銀行系のカードローンの審査に通らない人達、と言うのは。基本的には、「返済能力の無い人」と言う事になるでしょうか?定職に就いてなかったり、他に負債を抱えていて、また貸しても自転車操業状態になる様な人も、これに入ります。
後、ブラックと言って、別のカードローン等の融資を受けた人がお金の返済を遅れたり、踏み倒したりしたり、と言った情報は、カードローンのネットワークに情報として載ってしまいます。こういう方にも、お金を貸すのはやっぱり貸す側としても怖いですよね。
龍之介さんは、定職に就いてらっしゃいますし、今回が初めてのカードローンですから、審査に落ちると言う事はまず無いと考えて大丈夫ですよ。
良い曲が完成出来る事を祈ってますね。
銀行系カードローンの審査に通らない人の特徴
銀行系カードローンは消費者金融系のカードローンと比べるとさまざまなところで違いがあり、その違いの中には「消費者にとって有利になる」というようなものも少なくありません。
また銀行という業者は消費者金融よりも心理的に安心しやすいため、多くの人が銀行系カードローンの利用を望むようになっています。
しかし、現実としてみれば「銀行のカードローン審査」というものは厳しめに設定されています。(こちらもご参考に→審査の緩いカードローンはないの?)
消費者金融であれば融資を断られたことが無いというような人であっても、銀行からだと断られるというようなことがあり得るのです。
ではそういった中で見られる「審査に通らない人」の特徴にはどういったものがあるのでしょうか。
まず最も基本的なところから見ていくと、「信用情報」というところがあります。
信用情報とは消費者金融や銀行など、さまざまな金融機関から消費者がお金を借りたという際、そこではどのようにお金を借りていたか、また返済はどのようにしていたのかと言うことをまとめた情報です。
そして「返済を滞納してしまった」と言うような場合や「債務整理をした」と言うような場合には、その情報が一定期間記録されるようになっています。
そうした情報は金融機関からしてみれば「過去に契約違反をした顧客」ということになるわけですから、当然ながらそうした情報が残っている場合、融資をしてもらえる見込みはほとんどありません。
また信用情報の中には氏名や住所、電話番号や勤め先と言ったような情報も記載されていますから、審査の申し込みの際に出した書類に書かれている情報と、信用情報に記載されている情報に違いがあるというような場合も、銀行が納得できるだけの説明をしなくてはなりません。
もしここで説明が出来なかったというようなことになると「信用できるかどうかの判断が付かない」というようなことになってしまい、結果として「信用できないのであれば融資をしない」という結論に至りがちとなります。
この信用情報に関してはその信用情報を管理している信用情報機関に開示請求を出せば見せてもらうことができますから、必要に応じて開示請求をかけておくとよいでしょう。
また次にチェックしたいポイントとなるのが「現段階での借入金額」というところです。
銀行は消費者金融とは違い、総量規制を影響を受けないために年収による制限を受けないまま貸し付けをすることができます。
しかしその分、「総量規制がない場所から借りたい」という顧客が来る可能性も非常に高いのです。
「総量規制がない場所」を選ぶ理由はさまざまですが、その中には「お金が総量規制分だと足りないから、銀行から借りたい」というような考えを持っている人も少なくありません。
ですが銀行からしてみれば、そうした「総量規制分だとお金が足りない」と言うような顧客は非常に危険な顧客となります。
慢性的に借金をしてそのやりくりに苦心しているということは、何らかの理由によって収支バランスが崩れると、即座に返済不能に陥ってしまう恐れがあるからです。
そのため、銀行では消費者金融よりも「申し込み時点で有している借入金額」に関して厳しい判断を下すことが多いのです。
またこれと同時に考えておきたいのが「契約件数」です。
判断基準についてはそれぞれの銀行によって変わってはくるのですが、銀行は「契約件数が多い顧客」を嫌う傾向があります。
例えばAさんは「消費者金融一社から100万円を借りている」という人で、Bさんは「消費者金融三社からそれぞれ30万円を借りている」という人だとすると、債務はそれぞれ100万円と90万円と言うことになります。
一見すると「90万円の債務の方が返済可能性は高そうだ」と見えるのですが、実際には「消費者金融三社と契約している」というような人が融資をしてもらえる可能性はかなり低くなります。
これはどうしてなのかというと、「月々に借入・返済をする先が増えると、それだけ管理失敗のリスクが増える」というのが理由です。
一社だけと契約しているという人なのであれば債務が多少多かったとしても、毎月決まった日に決まった金額を返済していけばよいわけですから、簡単に管理をすることができます。
しかし複数の業者に対して毎月返済をするというようなことになってしまうと、こまめに複数の業者に対し、異なる金額を支払っていかなくてはなりません。
そうした中では「返済を忘れてしまった」ということが発生するリスクがかなり高くなりますし、「少額を複数の業者から借りる」ということによって、本来抱くべき危機感が薄れてしまうことがあるのです。
例えばAさんが「消費者金融一社から90万円を借りている」、Bさんが「消費者金融三社から30万円ずつ借りている」とすると、総額はどちらも変わらないのですが「Bさんの方が返済は楽そうだ」というような印象を受ける人が少なくありません。
一社ごとからの借入が少ないということは、「これくらいなら返済できそうだ」という誤った判断のもととなってしまうのです。
そのため、複数の業者と同時に契約をしているというような顧客に対しては融資を渋る銀行が非常に多くなっています。
目安としては「2~3社」と既に契約をしているというような場合には、かなり厳しくなると見ておくべきでしょう。
そして最後のポイントとしてチェックをしておきたいのが「申し込みブラック」という状況についてです。
こうした消費者向け融資における「ブラック」というのは「信用情報に瑕疵があるために借入をできない」ということになります。
瑕疵については最初のポイントで例示した「返済の滞納」や「債務整理」が該当しますが、こうした瑕疵が無かった人であっても、瑕疵があると判断されるケースがあるのです。
その原因となるのが「複数の業者に対して、短期間に申し込みを繰り返している」というような状況です。
一般的には「半年以内に3社以上の申し込み」があると危険性が高いという判断がされるようになります。
このポイントについて「なぜ申し込みブラックという制度があるのか」として疑問を感じる人もいますが、これは「自分自身」にあてはめてみると理解できます。
「自分に対してだけお金を貸してほしいと言ってくる人」と「周りの友人に手当たり次第にお金を貸してほしいと言ってくる人」、この二人のどちらか一人に対してしかお金を貸せないというような場合、殆どの人は「自分に対してだけ言ってくる人」に貸します。
これは「自分を頼ってくれるから」というような理由ももちろんありますが、それよりも重要になるのが「周りの人に手当たり次第にお金を借りようとする人」に対して信頼を抱きづらいからです。
短期間に何社も申し込みをしているという人が審査を申し込んできた場合、それはほとんどの場合「お金に非常に困窮している」として判断されます。
「お金に困窮している」ということは当然「何かがあると返済不能になる可能性が高い」というような判断を受けることとなりますから、申し込みブラックと言う判断がされることとなるのです。
この申し込みブラックとして判断がされた場合には「半年間待つ」という対処が最も有効です。
申し込みに関する情報は信用情報に記録されるものであり、その記録期間は半年間とされています。
しかしこれは逆にいえば、半年が経過すればその人がどこに申し込んだのかは分からないということです。
そのため、もし何社も短期間に申し込んだあとで融資をしてもらえなくなったという場合には、まず半年を待つようにしましょう。
最近だと銀行系カードローンの種類も様々に増えてきていますが、中にはインターネットを利用した借り審査を提供しているような事業者も出てきています。
そうしたものは「仮のもの」であるために、そこで通過することが出来たからと言って絶対に通れるという保証があるわけではありません。
しかし「仮のもの」に通ることが出来ないのであれば、その人は実際に申し込みをしても通らない人となるのですから、銀行系カードローン利用の際には、参考までに利用してみることをお勧めします。
【参考ページはこちら】
銀行カードローンで評判がいいのはどこ?