年金が受給できる年齢になり老後を楽しく過ごす予定のはずが、意外とかかる生活費に圧迫されて毎日を楽しむ余裕ができない、という悩みを抱えている方はカードローンを利用してやりくり上手になってみましょう。年金は年6回、2ヶ月に1回の割合で支払われるため、支給日前には残高が厳しくなるという方も多いようです。

年金の支給日までのわずかな期間の借入れであれば、金利手数料もそれほど負担なく利用ができます。借入れの際にかかる金利手数料というのは、大抵の場合日割り計算になるため、借入れした日から返済日までの利用した期間の分だけ金利がかかるようになります。お金を借りた時に早めに返した方が良いとされるのは、金利を軽減するためです。

カードローンを申し込みをする際は、利用する本人が各金融会社が設定している申込条件にあてはまっている必要があります。年金生活者の場合、この点に気をつけなければいけません。まず収入の面ですが、年金自体は支給日には必ずお金が振り込まれるので、安定した収入であると言えます。しかし消費者金融の場合、年金を収入とみなさないケースもあり、年金収入の他にアルバイトをするなどして、別の収入がある事が条件になっているところもあります。

他に収入がなく年金のみで生活している場合には、消費者金融よりも銀行系のカードローンが借りやすいでしょう。みずほ銀行やオリックス銀行、三井東京UFJ銀行、新生銀行のレイクなどは年金収入のみでも借入れができるようです。

もうひとつ注意しなければいけない点に、申込時の年齢制限があります。年金生活で申込み可能なところでも、年齢が上限を超えているため申込できないといったことも考えられます。消費者金融では年齢制限の上限が69歳までの場合もありますが、銀行系のカードローンでは65歳までのところが多いので、申込み手続きの準備をする前に確認しておきましょう。

確認を行いこれらの条件をクリアしていれば、申込みは可能です。店頭に行って直接申し込む以外にも、電話やインターネットを利用して手続きができます。普段からパソコンやスマートフォンを利用しているのであれば、公式サイトから申し込む方法が便利です。契約では本人を確認するための書類のコピーが必要になります。コピーはコンビニなどで取れるので準備しておきましょう。申込先によっては、スマートフォンなどで書類の画像を撮影して、それをメールに添付して送る方法が選べる場合もあり、申込にはいくつかの方法があるので、自分のやりやすい手続きを選ぶ事ができます。

本人確認の際に必要な書類ですが、具体的には運転免許証、健康保険証やパスポートなどがあり、この中の内の一つを準備してください。申込みの条件や審査の流れによっては納税証明書や住民税決定通知書、確定申告書が必要になることもあります。こうした書類が必要になる場合には改めて連絡が入りますが、事前に準備をしておきたい時は、申込み時に電話などの相談窓口で確認しておきましょう。

借入れをする時もいくつかの方法から、自分の生活環境にあった方法が選べます。借入れする時は店舗や契約機などのATM、近隣の銀行やコンビニのATMが利用できます。指定した口座に振り込んでもらうことも可能なので、借入れしたお金を振り込みに利用する時などはとても便利です。

銀行系のカードローンを利用する際には、その銀行の口座を準備しておくと活用の幅が広くなります。こうしたローンにはお金を借りるだけではなくさまざまなサービスが付随していて、中でも便利なのが、自動融資サービスです。これは口座引き落としの支払い日に残高が不足していた場合、足りない分を自動的に支払ってくれるサービスで、支払いに利用されたお金は借入れしたお金となります。

残高不足で引落し不能といったお知らせがくることもなく、後日コンビニなどで引き落としできなかったお金を支払うこともありません。この自動融資サービスの返済は、口座にお金を入金することで完了します。借入れですからもちろん金利手数料がかかりますが、引き落としできなかった時の手間を考えると、大変役立つサービスとなっています。

長年同じ地域に住んでいると多くの人と顔見知りになり、銀行やコンビニなどではち合わせることも多いでしょう。そのような時にお金を借入れしている事が分かってしまうと、気まずい思いをしてしまいます。銀行系ではこうした点を配慮して、普段利用しているキャッシュカードでお金を借りることができるようになっている場合があります。

周りへの配慮として、手早くATM利用ができるようにカードを準備して並んでいたとしても、それがお金の借入れ手続きである事は誰にも気付かれません。持っているカードはキャッシュカードなので、自分の口座からお金を下ろすものだと思うことでしょう。また、前述したようにATM利用以外にもお金を振り込んでもらう方法も選択できるので、自分の部屋で借入れ手続きが行えるため、近所の人だけでなく家族にも気付かれることなく利用が可能です。

返済時にはATMからお金を入金する方法や振込による返済、口座からの自動引き落としなどが選べます。返済期日を過ぎてしまうと金利手数料を加えた支払い額の他に遅延損害金をプラスして支払わなければいけません。ムダにお金がかかってしまうばかりか、借入れ実績の評価が下がってしまうので、返済期限はきちんと守るようにしましょう。

返済が口座の自動引き落としであれば、支払いを忘れる可能性は低いですが、口座にお金を入金しておくことを忘れて残高不足になっていた、ということも考えられます。このような返し忘れを防ぐためには、各金融会社が設定しているメールでのお知らせサービスをおすすめします。

このサービスは返済期日が近づいた時に、返済日を確認するメールが届くもので、期日の数日前に送られるので返済日までの間に余裕をもって準備や手続きが行えます。最近物忘れが多いなどで、ついうっかり返済を忘れそうな場合には、遅延損害金を払わなくて済むようにこうしたサービスの申し込みをしておくのが良いでしょう。

旅行などの予定ができて少し多めに借入れをしたい場合、どのくらい金利手数料が上乗せされるのかが気になりますし、1回の返済額がどの程度の金額で、それが余裕をもって返せる範囲に収まるのか心配になるかもしれません。消費者金融や銀行系では実際に借入れを行う前にシミュレーションをして返済計画を立てる事を推奨しています。

このシミュレーションはインターネット上やスマートフォンのアプリなどから自由に利用できます。使い方はとても簡単で、借入れを予定している金額や返済回数を入力すると、金利手数料が含まれた返済額が画面上に提示されます。こうしていくつかの借入れパターンを確認することで、毎月利用できる年金額に合わせた返済になるような金額の借入れが行えます。

このようにシミュレーションを利用して返済の計画を立ててから利用をすると、とても有意義に使う事ができて生活も充実したものになります。カードでお金を借りることに不安を感じている方もいるかもしれませんが、利用内容をしっかり把握して収入に応じた金額内での借入れを行い、早めの返済を心掛けるようにすれば借入れ額が膨らむこともありません。

2ヶ月に1回振り込まれる年金の場合、出費が多い時期があるとタイミング的に生活のための資金が不足してしまうこともあります。カードでの少額の借入れは、このようなタイミングで利用するのに適していて、少額であるため年金が入金になったらすぐに返済できるというメリットがあります。

手数料も必要以上にかからないので、却って休日に自分の口座からお金を下ろす手数料の方が高くついてしまったということもあります。必要な時に借りて素早く返済をすることで、口座利用の際の手数料も削減することができます。