最もゆるいカードローンを見つけたいという人は少なからずおられるようです。そう思う理由は同じではありません。たとえば、フリーターの人なら審査では不利になると言われることが多いですから、審査の緩いものでないと審査に通らないと考えるのは自然なことだと言えるでしょう。このような人なら、できるだけ緩いものがよいと考えるのは自然なことです。

もう一つは急いでいる人です。申込みをして審査に落ちると、そのことが原因でほかのカードローンの審査でも不利になる可能性があります。申込みをするのにも時間はかかりますし、不利になって審査に落ちやすくなると、お金が必要なときまでに間に合わない可能性もあるでしょう。信用力が高い人であっても、確実に審査に通るものを選びたいというのは自然な考え方です。

では、最もゆるいカードローンはどうやって探せば良いのでしょうか。まず、全体的な傾向を把握しておくことが必要です。審査と金利には一定の傾向があって、審査が厳しい方が金利は低いです。審査の厳しい銀行の方が金利が低いと言われることがあるのは、この傾向があるからだと考えられます。

なぜこのようになるのか知りたいという方もいらっしゃるでしょうから、できるだけ簡単に解説したいと思います。カードローンを利用する人は、おそらくですが申込みをする時点ではきちんと返済できるとは思っているでしょう。しかし、何らかの理由があって返済できなくなってしまう人が現れる可能性もあります。

もしも返済ができなくなってしまった人がいるとすると、金融機関は損失を計上せざるを得ません。たとえば100万円の融資を行って、全く返済がなされなかった場合、100万円の損失が発生することになるのです。これだけの損失が発生したとしても、その割合が低ければ倒産することはないでしょう。何とかしてほかの収入で埋め合わせができれば良いのですから。

金融機関の収入とは利息収入です。カードローンを利用することによって得られる収入は利息以外にはありませんから、利息収入が大きければ損失が発生してもそれを埋め合わせることができると考えられます。返済しない人がいくらか発生したとしても、このようにして損失を埋め合わせて経営を成り立たせているのです。

審査は何のために行われるのかと言いますと、返済できる人にだけ融資を行うことが目的です。返済できなくなる可能性の高い人には融資を行わないというのが基本的な目的だと言えるでしょう。ですから、金融機関としては審査を厳しくすることによって損失を計上してしまう可能性を低くできます。ただ、審査を厳しくすると借りてくれる人が減りますから、どこまで厳しくするのかも問題となってきます。（こちらもご参考に→審査の優しいカードローンの噂は本当？）

どちらにしても、審査が緩いと返済できなくなる人が増える傾向があることは事実です。返済できなくなる人が増えると、損失も大きくなりますから、それを埋め合わせるために利息収入を大きくすることは必要となってくるでしょう。利息収入大きくするための方法の一つが金利です。金利を高くすることによって大きな利利息収入を得て、それによって損失を埋め合わせて経営を成り立たせているのです。

融資を行うという事業の性格上、審査を緩くすると金利を高めなければなりません。そのため、金利の高いカードローンを選ぶことで審査の緩いものを選ぶことができます。金利の高いものをピックアップしていくのは良い方法だと言えるでしょう。

しかし、金利はどこまでも高くできるものではなくて、法律によって制限があります。金利を制限している法律が利息制限法です。利息制限法では、最もゆるいカードローンが上限と定められていますから、たとえば200万円を借りるときに金利が30％になるということはありません。あったとすれば違法業者ですから近づかないようにしましょう。

金利型解放が審査が緩いのですから、最もゆるいカードローンはもっとも金利の高いカードローンと考えれば良いでしょう。ですから、利息制限法の上限で融資を行っているカードローンがあれば、最も審査がゆるいと考えられるのです。

利息制限法通りに、「10万円未満は20％、10万円以上100万円未満は18％、100万円以上なら15％」と記載されていれば最も金利が高いということがすぐに分かるのですが、実際にはそうではない場合が多いです。たとえば、10万円未満は19.9％といったように、ほんの少しだけ低く表記していることもあります。ほんの少しですから、ほぼ同じだと考えておいて問題はないでしょう。

ほかにも、「100万円以上は8％から15％」となっていることもあります。この場合でも15％で融資を行う可能性があると言うことを意味していて、信用力がぎりぎりの人であれば、15％で融資するでしょう。それを考えれば、上限金利が設定されているのと同じだと考えられます。

いろいろな金融機関を探せば良いのですが、全体的に見れば銀行よりも消費者金融の方が金利は高めに設定されていると言えるでしょう。銀行の場合、最高の金利が14％台に設定されていることが多いですが、消費者金融の場合には20％より少し低めに設定されていることが多いです。ですから、銀行よりも消費者金融の方が審査は緩い傾向があります。

消費者金融にもいろいろなものがありますから、どこに申込みをすれば良いのか悩む人も多いでしょう。もしも過去に借入をしたことがない人が初めて申込みをしようと思ったときには、おそらくどこでも借りることができるでしょう。収入が全くない人や、あるいは過去に金融事故情報が登録されている人でなければ、たいていは審査に通ります。

それでも絶対に落ちたくないからできるだけゆるいものを選びたいという人の場合には、規模の小さいものを選ぶのがよいと考えられます。大手を見てみると、金利は18％くらいが上限になっていることが多いですが、規模の小さい消費者金融の場合には20％ぎりぎりの金利が設定されていることが多いです。

ですから、規模の小さい消費者金融を選んだ方が良いと考えられます。規模が小さいというのは、全国的に展開していないものをさします。たとえば、北関東だけで営業をしているものや、あるいは大阪を中心に営業をしているものなどをさします。店舗数は1社から数社くらいしかないというものも多くあり、これらは規模の小さいものだと言えるでしょう。

ただ、規模があまりにも小さすぎると少し危険な場合もあります。たとえば、すでにほかから借入をしていてかなり滞納しているにもかかわらず、融資をしてくれる消費者金融もあるようです。「ブラックでも融資します」といった広告を表示しているような業者もあります。

普通に考えてみて、ブラックの人に対して融資を行うことがあるでしょうか。おそらく、普通に営業をしている業者ならありえないでしょう。それにもかかわらず融資を行うのですから、何か裏があると考えておいた方が良いです。

たとえば、法律で禁止されているような厳しい取り立てが行われる可能性もあります。また、利息制限法の上限を超えた金利で融資を行う可能性もあります。違法業者である可能性がありますから、規模が小さすぎるものには近づかない方が良いと考えられるのです。このようなものに近づかないようにするのが良いです。

見極め方はいくつかあります。まず登録業者であることを確認するのは大事なことです。無登録の業者は、その時点で違法です。また、携帯電話だけで営業をしているような業者も違法です。

審査がゆるすぎると怪しい業者である可能性が高くなることも知っておくべきでしょう。どこまでのゆるさを求めるのかはそれぞれで異なるでしょうが、多くの人にとっては大手の消費者金融くらいにしておくのがよいと考えられます。大手と言っても消費者金融ですから、かなり審査はゆるいのです。