銀行系のカードローンの金利って高いのでしょうか?

むしろ、低めに抑えられてると思うけど

都市銀行や地方銀行が母体となって運営しているローン会社や都市銀行のグループ内のローン会社を「銀行系ローン」の会社と呼んでいます。

こういう会社は、体力がある銀行が母体であるからして、その体力をもとにした低金利を売りにしていると言えるのね。テレビCMは勿論のこと、インターネット上の広告や、新聞。雑誌上の広告は目にしない日はないというほどにその広告力は凄いものがあるわよね。

銀行系のカードローンはいわゆる消費者金融の会社で扱っているような「キャッシングローン」を扱っているわ。銀行で扱っているある意味自由なフリーローンに比べると、審査基準も緩く保証人や担保も必要としないため、気軽に申し込んでいる人が増えていると言われているわ。(こちらもご参考に→ 審査のゆるいカードローンの探し方は?

そもそも、銀行が消費者金融と同じ土俵に上がるためには、消費者金融のノウハウが必要だったわ。だからこそ、大手の消費者金融はその審査の早さや、膨大な過去の顧客のデータと引き換えに銀行母体の地位を手に入れたというわけね。そして、その代わりに、銀行は審査なんかを委託したというわけね。

キャッシングローンの場合、申し込みの条件として「満20歳以上で69歳未満」で、「安定した収入がある人」が対象となっているわ。「安定した収入がある」とは、「定期的な収入がある」という事なので、自営業や派遣社員・パートやアルバイトの雇用者でも審査の対象となるのね。

銀行ローンは、利率的な面から言えばお得だけれども。スピード的な面から言えば、かなりゆっくりだと言えるわ。融資を受けたい期日までの日数に余裕がある場合は、目的を持って銀行ローンを使うことをおススメするわ。

普段から預貯金で使っている銀行で用意されている銀行ローンについては、特に調べてみる価値があると言えるわね。取引に応じた付加商品などのサービスが受けられるかもしれないわよ。

ただ、銀行ローンは保証人を求められることが多いわよね。銀行ローンの審査基準の中には、「勤続年数」というものがあって、その部分はかなり重要視されているそうよ。だから、勤続年数が3年未満ぐらいの人に関しては、保証人を求められることが多いそうよ。

銀行系ローンは、大手の都市銀行が母体となっているから、その豊かな資金力をもとに、一般的な消費者金融と差別化を目指して、「融資限度額」と「金利」でその特徴を伸ばしてきたと言えるのよね。

だから、消費者金融でお金を借りるよりも。初回の融資額は銀行系の会社で借りる方が高い金額を設定されることが多いわね。何故なら、銀行系のローン会社のターゲットは消費者金融のそれより、経済的に少しゆとりがあるからよ。

銀行系のカードローンの金利高い?と思うのは無理はありません

銀行系のカードローンの金利高い?と思う人もいるようです。ここ最近でカードローンの利用を検討し始めたひとなら疑問に思わないようですが、少し前から利用している人なら、昔に比べると銀行系のカードローンの金利が高くなったと感じることもあるようです。感じ方にこのような違いがあるのには、カードローン業界が大きく変化してきたことが影響しています。

カードローンというと、もともとは消費者金融のサービスでした。当時は消費者金融という名前は使われておらず、サラ金と呼ばれることが多かったようです。現在ではカードローンのサービスを銀行も提供するようになってきていますが、当時の銀行はあまり興味がなかったようです。おそらくですが、カードローン事業を行わなくても十分に利益を得られたことと、カードローンは事業としてのリスクが高かったことが理由だと考えられます。

カードローンは、基本的には無担保で保証人もおかずに借りられるサービスです。そのために、貸し倒れになる可能性は高いと考えられます。また、当時はどちらかというと信用力の低い人が多く利用していたために、今よりもリスクは高かったものと推測されます。銀行は企業に貸し出すことで大きな利益を得ていましたし、個人に融資をする場合には信用力の高い人をターゲットとしていました。

たとえば、住宅ローンは古くから銀行が提供しているローン商品ですが、住宅ローンを利用できるのは信用力の高い人が多かったのです。ほかにもいろいろなローン商品を提供していますが、やはり信用力の高い人に対して融資を行っていたと言えるでしょう。そのために、カードローンのように信用力の低い人に対する融資のノウハウを持っていなかったのです。

銀行としては、ノウハウを持たず、また必要性もないことからカードローンのサービスには消極的でした。しかし、景気が悪化したことによって銀行の収益は悪化し、それによって新たなマーケットの開拓に乗り出したのです。そこで目をつけたことの一つがカードローンでした。

当時の消費者金融は出資法の上限金利を守っていましたが、利息制限法の上限金利は守っていませんでした。金利に関する法律として出資法と利息制限法の二つがあるのですが、この二つで上限金利は異なっていました。また、罰則規定にも違いあることもあって、消費者金融は上限金利の高い出資法を元にして貸出金利を決めていたのです。

その金利水準についてですが、出資法では29.2%が上限と定められていましたが、利息制限法では金額によって異なり、たとえば100万円以上では15%が上限となっています。現在は出資法の金利が引き下げられましたから金利差はかなり小さくなりましたが、この当時は2倍近い差があったのです。この範囲の金利をグレーゾーン金利と呼びます。

グレーゾーン金利で融資を行うことは、利息制限法には反しますが出資法には反しません。消費者金融は多くの利息収入を得たいために、出資法を守っているという主張の元に高い金利での融資を行っていたのです。当時は20%超の金利で貸し付けを行うことが、業界全体としてごく普通に行われていました。もちろんですが利息制限法の上限を超えていますから、そこだけを見れば違法だとも考えられます。

法律が二つあって、その解釈も曖昧だったことから、違法性についても曖昧なまま放置されていました。銀行がカードローン事業に参入するに当たって、消費者金融と合弁で新たな消費者金融を設立しました。これが銀行系消費者金融と呼ばれているものです。

銀行系消費者金融は銀行が親会社であり株主です。銀行と言えばリスクを好まない企業の代表的なものだと言えるでしょう。法的な規制もあるためにリスクを好まないという面もありますし、お金を預かる以上は倒産できないという面もあります。理由はいろいろありますが、リスクを好まないという姿勢は現在でもあります。

銀行系消費者金融は親会社の銀行の姿勢を引き継いで、法的なリスクを抱えない形でカードローンのサービスを提供し始めました。つまり、利息制限法の上限金利を守ったサービスを提供したのです。このようなことがあって、銀行系消費者金融のカードローンは、古くからある消費者金融に比べると金利が低かったのです。

その後、銀行は独自にカードローンのサービスを提供し始めますが、このときにもやはり利息制限法の上限を守ってサービスが提供されます。このような経緯があって、銀行系は金利が低いと言われるようになりましたし、当時は確かに金利が低かったのです。

しかしながら、この状況は一変します。出資法の金利が引き下げられ、そして貸金業者は利息制限法の上限金利での貸し出しを行わなければならなくなります。それを超えた部分が過払い金と呼ばれ、過去にさかのぼって返還しなければならなくなるわけです。このようになると、銀行系のカードローンであっても消費者金融であっても、法的な金利の制限は同じになるわけです。そのために、銀行系のカードローンは金利が低いという状態はなくなってきていて、銀行系のカードローンの金利高い?ともう人も増えてきたと考えられます。

銀行と消費者金融の金利に差がなくなってきた理由の一つが保証会社です。銀行は独自に金利を決めているのではなくて、保証会社が金利を決めているという側面は非常に大きいと言えるでしょう。銀行はカードローンのサービスを行っていますが、実際には保証会社がリスクを抱えていますから、保証会社が実質的に融資を行っていると考えることもできます。審査は保証会社が行いますし、金利についても保証会社の影響はかなり強いと考えられます。

保証会社にはいろいろなものがあるのですが、最近では銀行が消費者金融を保証会社にすると言ったことが多くなってきています。ですから、銀行のカードローンと言っても、実質的には消費者金融のカードローンとあまり違いはなくなってきたと考えられるのです。

かつては、銀行系カードローンは圧倒的に金利が低く、そのためにかなり人気があったのです。しかし、現在ではそれほど違いはありません。銀行系のカードローンの金利高い?と思うのも無理はないことでしょう。特に、極度額が低い場合には、消費者金融並みの高い金利が適用されることも珍しくはありません。

ただ、銀行のカードローンは、商品としての金利の下限はかなり低くなっているのも事実です。たとえば、4%台の金利で借りられるものもあります。消費者金融であれば10%を超える金利で融資を行うことは珍しくありませんが、その中で4%台というのはかなり低いと言えるでしょう。信用力の高い人ならこれくらいの低金利で借りることはできるわけです。

大手の銀行であれば、極度額に応じて金利が決まります。極度額が大きくなれば低金利になるという傾向がありますから、銀行系のカードローンの金利高い?と思った人の場合、極度額を大きくできるように申請するのも良い方法だと言えるでしょう。そのためには利用実績を積むことは必要ですし、年収の基準をクリアすることも必要となってきています。

たとえば、利用し始めて半年くらいは極度額の増額はできない場合が多いようです。半年くらい滞納なく利用して、その後に増額の申請をすれば極度額を大きくできるケースが多いですから、時間をかけることは必要です。信用力高いことを示すためには時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。

また、極度額を上げるためには収入証明を提出しなければならないことも多いです。銀行には総量規制は適用されませんから、収入証明を提出しなくても300万円くらいまでなら借りることができる場合が多いです。その基準はそれぞれの銀行が決めていますが、その基準を超えて借りたい場合には収入証明の提出が必要となってきます。このことも踏まえた上で、極度額の増額の申請を検討してみてはいかがでしょうか。

【参考ページはこちら】
審査の甘い銀行系カードローンを教えて!

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