入社2年目の新人OLです。現在は両親と同居しています。ところで今度カードローンでお金を借りて、どうしても買いたいものがあるのです。それはブランドもののバッグなんです。

かなり値段が張って自分のお給料だけではとても手が出ません。でも…カードローンを利用したことを親にしられたくないのです。

大学時代の友人から聞いたところでは、カードローンを利用すると自宅にカードローン会社から連絡が来たり、郵送物が届いたりして親にばれてしまうことがあるらしいのです。

私の両親はすごく躾けに厳しいのです。だから絶対にカードローンの利用を親にしられたくないので、なにか良い方法はないのでしょうか?

カードローン利用は親にばれませんよ

まずカードローンを利用する際に、あなたは未成年ではないし、きちんと正社員で働いている社会人なので自己名義でカードローンに申し込めます。それゆえ、親が保証人となる必要が無いのでまずは申し込み時点で親にしられることはありません。

他方で、親に限らず家族に内緒でカードローンを利用したいと考えている人は殆どと言って良くカードローン会社でもそのような事情に十分配慮した対応をしてくれるのです。

たとえば、申し込みの際の申込書の記入欄に「家族に内緒」の記入欄があるので、そこにチェックを入れて申し込めばカードローン会社の方で極力配慮してくれるのです。他方で、カードローン利用が親にしられてしまうケースとしては、自宅に来る電話連絡や自宅に届く郵送物と考えられます。

しかし、あなたの場合は会社員なので在籍確認の連絡は自宅では無く会社に来るので、その意味では在籍確認の電話連絡で親にしられてしまうことはありません。

さらに言えば、会社に在籍確認の連絡があっても、会社の他の人にばれることはないのです。さて、問題となるのはカードローン会社から自宅に届く郵送物でしょうね。しかし、送り主は別の会社名となっているので、中身を見られない限りカードローンの利用は親にしられません。

が、中身を見られてしまうとばれてしまうので、郵送物は無い方が安心と言えますね。カードローンを利用して必ず自宅に届く郵送物は、契約書とカードローン専用カードです。

でも最寄りの店舗で契約と専用カードの受け取りをすれば郵送は無くなるし、また無人契約機で契約して専用カードをその場で受け取れば、この場合も郵送は無くなります。

もうひとつは毎月の利用明細書です。これは貸金業法で必ず利用者本人への通知が義務付けられているのです。しかし「Web利用明細」に切り替えられれば、毎月の利用明細書の自宅への送付は無くなります。

また、カードローンによってはATM利用時に発行される明細書で毎月の利用明細書の代わりにしているカードローン会社もあります。以上がカードローンを利用すると、誰でもあるカードローン会社からの自宅への連絡事項となります。

加えて、もうひとつカードローン利用が親にしられてしまう可能性があるのです。それは返済で問題を起こした時なのです。そして、親や家族に内緒でカードローンを利用していた人がばれてしまう多くのケースが、この返済で問題を起こしてしまった際のカードローン会社からの連絡なのです。

カードローン返済で遅延したり滞納すると自宅に電話が来ます。その後に返済にすぐに応じないと今度は返済の督促状が郵送で届きます。このような返済の督促の連絡については、他の人にばれないような配慮をした対応になるとは限らないので、絶対に親にしられたくないのなら、返済だけは遅れずにきちんとすることが大切です。

【参考ページはこちら】
家族にひみつのカードローン、どうやって持つ?

カードローンを親にしられたくない場合はどうするか

お金に困っているときにカードローンを利用したくなります。しかし、良い印象を持っていない人などもおり、また、お金に困っていることも分かってしまうため、親にしられると利用しないように引き止められることも考えられるので面倒です。そのため、できるだけ親にしられずに利用したいものです。

親にしられたくない場合にどうすれば良いかというと、これは利用者の状況によって異なってきます。もし既に成人しており、就職するなどして安定した収入があるものの、親と同居しているのでしられてしまう可能性があるという状況であれば、基本的にどの銀行や消費者金融を利用しても問題ありません。

ただし、何も考えずに利用しようとするとしられてしまう危険性があるので注意も必要です。申し込みを行うとオペレーターから本人確認の電話がかかってくることがあるため、希望連絡先は自分の携帯電話の番号にしておきます。家族も使う自宅の電話を指定すると、親が出てしられてしまう可能性があります。
(⇒学生が親バレしないようにカードローン使うには?

また、審査に通った場合、電話やインターネットで申し込んだ場合はカードを受け取っておらず、後日郵送されてきます。また、借り入れなどをした場合も明細が来ます。他者に分からないような社名で送られてきますが、中身を見られるとしられてしまいます。これを避けるため、申し込みの際に郵送物を送らないように依頼して、カードは自動契約機に行くか店頭まで取りに行きます。

返済の遅延には気を付けなければなりません。遅延を起こすと連絡先として指定した電話番号に電話がかかってきます。これに素直に応じて状況を説明し、いつまでに返済できるのかを答えるようにします。取立てが来るのではないのかと警戒して無視を続けてしまうと、自宅に督促状が送られてきて親にしられてしまいます。

このケースでは親にしられる以外にも問題があります。遅延を起こすと、毎日遅延損害金が発生します。これは法律では年率20%を上限として加算することが認められており、金融業者のほとんどは上限の金利を加算するため、長引けば長引くほど負担が大きくなり、返済が困難になります。

返済の遅延が短期間であればその金融業者の信用を失うだけで済みますが、2、3か月続けて返済が行われない場合、個人信用情報機関にも返済の遅延を起こした記録が残ります。いわゆるブラックリストと呼ばれるものであり、これが記録されている間は他の金融業者を利用するときに審査に落ちやすくなります。

このような問題があるため、親にしられる危険性を抜きにしても返済の遅延は起こさないようにします。どうしても遅延を起こしそうな場合、無断で遅れるのではなく、事前に連絡して対応を相談しておくと、これまでに遅延を起こさずに信用されていれば、一時的に利息だけの返済にしてもらえるなどの対応が取られることもあります。

成人しており、アルバイトなどの収入を得ている学生の場合でも問題になることはありません。前述のように連絡先や郵送物、返済の遅延に注意していれば親にしられずに利用できます。また、審査で行われる在籍確認は本当に収入があるか勤務先に確認を取るものであるため、学校に電話されることもありません。

成人している学生の場合、通常のカードローンの他にも学生用のローンを利用することもできます。提出書類には学生証が追加になりますが、金利が低めになるものもあります。学生の場合はこれを利用することを検討するのも良いです。

ただし、学生が利用する場合、アルバイトなどでは収入が低く、雇用形態としても安定しているとは言えないため信用は低いです。そのため、利用額が10万円程度に制限されていることも多く、これ以上の増額ができないこともあります。

なお、学生用のローンを利用中に卒業した場合の扱いとして、すぐに借り入れができなくなる場合と数年はそのまま借り入れができる場合があり、業者によって扱いが異なります。しかし、即座に残高を一括で返済しなければならないようなことはないので、安心して利用できます。

未成年の学生の場合には親にしられずに利用したいという場合に問題が出てきます。まず、通常のカードローンの場合は年齢制限があり、20歳以上でなければ利用できません。同様に、学生用のローンでも高校卒業以上で20歳以上であることが条件になっています。そのため、高校生の場合には利用できません。予備校生も利用できないことがあります。

この年齢制限は法律によるものです。未成年との単独の契約は無効であり、一方的に破棄できるものとされているため、未成年者との契約は違法になります。これを破って融資を行った場合、利用者ではなく金融業者が不利になります。一方的に破棄できるため、貸したお金が回収できなくなる危険性があります。そのため、未成年との契約を認めていません。

ただし、未成年でも利用できないわけではありません。単独の契約が無効であるため、保護者の同意があれば利用を認めることもあります。これは親が保証人になるため、一方的な破棄ができなくなり、貸し倒れの危険性が減るためです。全ての金融業者でこの対応をしているわけではないため、確認が必要です。

この場合、保護者の同意を得るため、親にしられずに利用することはできません。同意は同意書を提出するだけでなく、電話の確認もあります。そのため、同意書だけを偽造して申し込みを行うと確認の電話で親にしられ、金融業者に対しても偽造した書類を提出したことで悪印象を与えるので注意します。

しかし、保護者の同意なしでも利用できるものもあります。これは学生専門に営業を行っている金融業者です。これは闇金融のような危険な業者ではありません。前述のように貸し倒れのリスクはありますが、これまで学生を相手に営業を行ってきたノウハウから、同意なしでも利用を認めています。どうしても親にしられたくない場合はこのような業者を探します。

学生ではない未成年では学生専門のカードローンを利用することができないため、どこも利用できないように見えますが、これも利用できるケースがあります。この場合に注意するのは、その金融業者の利用条件が成人になっているか、20歳以上になっているかです。

法律上は未成年でも成人として扱うケースがあり、これに該当していれば利用できる場合があります。ただし、法律上は成人として扱われていても年齢が変わるわけではありません。そのため、利用条件が成人であれば良いですが、20歳以上の場合は利用は難しくなります。

未成年でも成人とするケースとして、結婚した場合があります。また、自分で店を持って営業しているような場合にも成人として扱われます。ただし、これで利用が認められた場合でも信用性はあまり高くありません。そのため、高額の借り入れを行うのは難しいです。

このようなケースを除いて未成年でも保護者の同意なしで融資を認めている場合、闇金融である危険性があります。法定利息より高い金利をかけられてしまい、返済の負担になるので利用するべきではありません。

また、キャッシング機能がないクレジットカードであれば親に引き止められることもなく同意を得て作りやすいですが、お金に困ったからと言ってショッピング枠を現金化して現金を手にするようなことも避けます。クレジットカードでは換金性の高い金券の購入はできないため換金率が悪く、実質的な金利は非常に高くなります。また、規約違反であり、発覚すると利用代金の一括返済を求められることもあります。

このように、20歳以上であればそれほど特別なことをしなくても親にしられずに利用できます。未成年の場合はそれに対応している金融業者を探す必要があります。しかし、学生など、十分な収入がない状態で利用すると返済が困難になる危険性も高いため、親からお金を借りることも検討した方が安全です。

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