中堅の非鉄金属会社で働いている40代中盤の男性会社員です。現在3社ほどの金融機関のカードローンを所有しています。その中で実際に利用しているのは1社だけです。

が、利用していない2社のカードローンは解約せずに予備用として持っていたいと思います。もちろん、その2社については完済済みで負債は残っていません。年会費もかからないので、そのまま保有しているのですが、やはり利用していないカードローン整理した方が良いのでしょうか?

所有していても大過無いが整理した方がベター

年会費がかからなければ利用していないカードローンを所有していてもそんなに問題は無いと思います。また、利用していないカードローンについて1000円未満の端数まできちんと完全に完済している状態なら、そのまま保有していても良いと思います。

さらに利用無しでもせっかく審査に通ったカードローンですから、何かの時に利用できる予備カードとして取っておくこともひとつの手と言えなくもありません。また、カードローンを解約して退会手続きをして退会すると、いちおう個人信用情報機関に記録としてデータが残ります。

しかし自主的に退会した場合の記録は他のカードローンの審査において何も問題になりません。他方で返済で問題を起こして強制的に解約させられて退会した場合の記録は、他のカードローン審査で影響します。

とまれ、きちんと完済しており年会費も無ければ、あえて無理してカードローン整理する必要や整理しなければならない義務等も法律で決められている訳では無いので所有し続けても大過無いと思いますよ。

一方で、利用していないカードローンを「永久に利用する気が無い…」とか「かなりの長期間に亘って利用する予定が無い…」といった事情であれば、カードローン整理した方がベターと言えるのです。

まず挙げたい理由としては、他の会社のカードローンや住宅ローンや自動車ローンといった他ローンに申し込んだ際に、利用無くてもカードローンを解約していないと契約が残って融資枠も残っているので、その点がローン審査に影響してしまう場合があるからです。

仮に保有しているカードローンを利用していなくても融資枠が残っている限り、いつでも利用してお金を借りれるので、たとえば住宅ローン審査の場合には利用していなくても満額利用したと仮定されて審査されてしまうのです。

そうなるとローン返済比率に影響してしまうので住宅ローン審査に通らなくなってしまうことも有り得るのです。その意味から言えば、カードローン整理した方がベターなのです。

もうひとつの理由としては、現在利用していなくても利用可能なカードローンが何枚も残っているとつい簡単に利用してしまうこともあり、その手軽さがかえってアダとなってしまう事態もあると言うことですね。

それゆえ、「お金の貸し借りを自分に戒める」との意味から、利用していないカードローンはサッサと解約した方がベターなのです。ただし、カードローン利用にきちんと抑制を掛けられる方なら保有していても良いでしょう。

とまれ、カードローン整理のための解約は簡単なんです。利用していたカードローン会社に電話をすればすぐに解約の手続きをしてくれると思いますよ。

【参考ページはこちら】
カードローンのおすすめQ&A

カードローン整理をするとカードローンはどうなるの?

カードローンの借金を返済出来ない状況ならカードローン整理をしましょう。そうすればしっかりと返済計画を立て直すことが出来るので、今の借金を完済に向けて返済していくことが出来るようになります。

債務整理をすると借金を全て消すことが出来ると思っている人がいますが、それは少し間違っています。借金を全て帳消しに出来る必殺技を使えるのは自己破産です。この自己破産は債務整理の一種なので確かに間違いではありませんが、基本的に債務整理は返済出来るように計画を立て直すためのものなので、借金を全て消したいなら破産しなければなりません。

さて、カードローン整理をする時に気になる点として整理したカードローンはどうなるのか、これは基本的に返済することが出来なかったのでカードローン会社は信用不足や返済能力不足など、様々な判断から強制解約とすることが多いです。強制解約になりますと、そのカードローンを使ってお金を借りることが出来なくなります。

また、借金を持っている状態でカードローンを解約することになると、そのカードローンの借金は免除されるわけではありません。カードローンからお金を借りることが出来なくなり、ただ返済をしていくだけのカードローンとなります。

債務整理をする時はいろんな方法を利用して借金問題を解決することが出来ます。人によってはいくつかの借金を持っていることがありますが、例えばカードローンとクレジットカードを持っている場合にどちらか片方だけの借金を整理したいなら、それは任意整理を利用することで整理したい借金を選ぶことが出来ます。

この場合に整理した借金については上記で説明したように強制解約となるケースが大半ですが、整理をしていない方についてはそのまま利用できることがあります。カードローン整理をしてカードローンは解約となっても、片方のクレジットカードは整理していないのでそのまま利用できるケースがあるというわけです。

しかし、覚えておきたいことは債務整理をすると信用情報が大きく落ちてしまうので、クレジットカードを整理しなくてもカードローンを整理した時点で自分の信用は返済事故になっているので、その信用情報をクレジットカード会社がどのように判断するのかがポイントです。やはり、信用が落ちていることから解約を指示されるということも当然ながらありえるのであまり大きな期待は持たない方が賢明だと言えます。しかしながら、このように債務整理の方法によっては自分が整理したい借金を選ぶことが出来るのはかなり便利なものです。

まず、基本的な債務整理の知識を身に着けましょう。債務整理には自己破産と任意整理、個人再生と特定調停があります。自分の借金の状況から考えて、この方法の中から一番効果的な方法を選ぶことになります。どの方法を利用しても同じ債務整理というカテゴリーですが、かなり内容が違います。しっかりと債務整理の知識を持った上で好ましい債務整理を選ぶ必要があります。

簡単にそれぞれの債務整理の特徴を説明しておきます。まず、借金を整理する時は任意整理で解決できるかどうかが一つのポイントでもあります。任意整理は金融会社と交渉をして借金を減額してもらう、今後の返済では利息をなしにしてもらうなど、交渉次第で返済計画を立て直すという方法です。

これは裁判所を通さずに金融会社と直接交渉することになります。自分では金融会社と交渉することはほぼ不可能に近いので、基本的に弁護士が必要となります。弁護士に相談をして任意整理を進めるようにしましょう。うまく行けば過払い金を取り戻すことで借金を全て相殺することも不可能ではありません。

次に特定調停ですが、これは任意整理と似ている債務整理ですが、特徴としては裁判所を通すことがポイントです。これによって金融会社と直接交渉しにくい場合でもしっかりと話し合いを進めやすいというメリットがあります。こちらの方法だと、自分でも手続きを進めることが出来ます。

個人再生というのはマイホームを持っている人にとってはかなり嬉しい債務整理の方法です。例えば、自己破産をすることになると自分が持っている財産のほとんどを手放すことになるので、マイホームを持っている場合でもそれを処分せざる終えないことがあります。そんな時にどうしてもマイホームだけは守りたいというなら個人再生を利用すると、マイホームを処分することなく債務整理をすることが出来ます。

最後に自己破産ですが、この方法は上記で紹介した全ての債務整理を使っても借金を解決出来ない時に利用する方法です。冒頭でも少し説明しましたが、破産しますと自分が今持っている借金を全て消すことが可能になります。しかし、その大きなメリットとは対照的に自分が持っている財産のほぼ全てを投げ出すことになります。考え方としては、借金の金額があまりにも大きくて、自分の財産を全て清算しても借金の方が断然に金額が大きいという場合に活用すると良いです。

このように債務整理にはそれぞれの方法に特徴があります。自分の借金の状況から一番好ましい方法を選ぶようにしましょう。基本的にはカードローンとは大きな借金を抱えても自己破産しなければならないほどの金額を持つことはあまりありません。カードローンで何千万円や何億という大金を借りる事自体が不可能に近いからです。

これはカードローン各社の極度額を見ると分かりますが、カードローンはかなり極度額が大きな銀行で1000万の融資が可能というところがあります。しかし、平均的に見るとほとんどの金融会社は極度額設定が大きくても500万ほどが多いです。仮に500万の借金を抱えるとしても、破産しなければ解決出来ないのかと言うとそうでもありません。

返済期間によっては過払い金が発生していることがありますし、それを取り戻すことが出来るならかなり借金を減額出来る可能性があります。自己破産だけは簡単に決断するのではなく、基本的には任意整理から借金を整理できるかどうかを判断していき、最終的にどの方法でも解決することが出来ないなら破産を決断するようにしましょう。

カードローン整理すると整理したカードローンは強制的に解約となるのでこれは覚えておきましょう。そして、整理後は信用が低下するので、再びカードローン申込をしても審査に合格することは信用不足から難しくなることも覚えておかなければなりません。信用を得ることが出来るようになるためにはひたすら年月が過ぎるのを待つしかありません。しかし、考え方を変えると年月が経過すると信用を得ることができ融資を受けることが出来るようになるということです。

カードローンを返済できなくなった時に今持っているカードローンを今後に利用することが出来なくなることや、新たな融資の申込をしても合格することが難しいことは優先的に考えなくて良いです。やはり今返済することが出来ない借金があるなら、それをどうやって片付けるのか、ここが最大のポイントです。困った時は弁護士にしっかりと相談をして上記で説明した各種債務整理においてどの方法を選ぶことが自分にふさわしいのかを聞いてみましょう。

弁護士に相談をする時はカードローンの借金があることから、相談料金がかなり気になるところです。そこで嬉しい情報を紹介しておくと、法律事務所は無料相談を受け付けているところがあります。このような無料相談を活用すると料金がかかりません。

もちろん、債務整理に着手してもらうことになると費用がかかりますが、相談だけなら無料で話を聞いてもらうことが出来るので、まずはインターネットなどから無料で相談出来る法律事務所を探してみると良いです。そして、しっかりと自分のカードローンの借金の状況について話を聞いてもらいましょう。これがカードローンの借金解決に向けての第一歩となります。

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