毎日の生活には急な出費が付きものです。家族が怪我や病気に見舞われるとすぐさま病院で治療を受けなければなりませんし、もしもパソコンや携帯、その他の生活に欠かせない家電製品が故障したりすれば一時も速く修理依頼したり、あるいは新たな製品購入へ向けて動き出さなければなりません。こういった事態を迎えた時には何よりもまず、的確な費用を捻出することが重要です。

また、会社員として働く人にとっては同僚との関係性や、お得様や同業者との繋がりも大切です。そのために急な飲み会や食事会、その他各種イベントごとが舞い込むこともあるでしょう。そういった緊急性の高い時でもサッと必要額を捻出して手元に用意できるのは大切なこと。さらに急に飛び込んできた冠婚葬祭などでも、数万円単位のお金をすぐに捻出して包んで参列できることが求められます。

こういった時にもしも自分の銀行の預金残高や財布の中身が乏しかったなら、何らかの手段を講じて必要額を用意しなくてはなりません。たとえば定期預金や有価証券などを解約するという方法もありますが、それによって被る不利益を考えると現実的とは言えないもの。かといって親や友人や会社の同僚などに頼ってしまうと、迷惑や心配をかけることになりかねませんし、第一、返済が遅れたりなどするとその後の関係性に亀裂が生じることもあり得ます。

そのような事態を回避するためにも、お金の不足時には消費者金融から手軽に借り入れを行うのが最も手軽な方法と言えるでしょう。中でもカードローンは手続きも簡単で、融資もスピーディーなので極めて頼りがいのある方法です。

このカードローンとは、個人カードを発行して手元に持っておくことで、いちいち申請しなくても融資限度額の範囲内であれば自分の判断でATMから融資金を引き出せるようになるという優れた金融サービスです。主要な町中であれば至る所に専用ATMを見かけますし、また最近ではコンビニとの提携も進んできていて、店内に設置してあるATMを使えば２４時間いつでも簡単に借り入れを済ませることができます。

それではこのカードローンを発行するためには、どのような申請を行わなければならないのでしょうか。まずは自分の職業や年収、借金の有無などを鑑みた上で、どの消費者金融のサービスに申し込めばよいのかを検討するところから始めなければなりません。（こちらもご参考に→カードローンを利用できる職業とは？）ネットの口コミや電話での利用相談などで最適の業者を絞れたならば、然るべき手段で申し込みを行います。

消費者金融によってその方法は様々ですが、まずはオーソドックスなところで店舗窓口を使ってスタッフの説明を受けながら手続きを進める方法もありますし、契約ルームの自動契約機を使ってテレビ電話や画面ガイダンスを使って手続きを進めていく方法もあります。さらにネットや電話や郵送を使って行う申請方法もあります。

いずれの場合にしても必要事項を伝えなければならない点は変わりません。申請フォームに氏名、住所、生年月日、職業、勤務先、年収、希望借り入れ額などを記入した上で、申し込みを完了させます。場合によっては身分証明書や年収証明書の提示を求められるケースもありますが、店頭ならば窓口で原本を提示すれば事足りますし、自動契約機ならその場のスキャナーやカメラを使ってデータ送信することも可能です。

電話申請ならば証明書のコピーをファックスや郵送にて送付する方法も採ることができます。さらにネット申請ではスマートフォンの写真機能を使って撮影した画像データをそのまま送付することでも受け付けてもらえるでしょう。大手の業者では申し込み専用のアプリを開発しているものもあり、これを使えばスマートフォンの画面表示通りに進めていくだけで申請完了することが可能です。

以上の手順で申し込みを行うと、続いて消費者金融側による審査が始まります。この審査方法としてはまず、審査担当者が申請内容を厳しくチェック。必須項目に抜けがないか、不明な記述などがないかなどを確認していきます。また、サービスの運営方針に沿わないような融資申請であれば、その時点で却下することもあります。

そしてなおかつ、総量規制の原則に沿って、年収の3分の1を融資の上限とする決まりを破っていないかどうか自己規制しながら融資の可否を検討していくことになります。

続いての審査方法では信用機関に記録されてある情報をもとにして確認を進めます。もしも過去にどこかの消費者金融にて借り入れを行った経験があると、その情報はすべてこの信用機関に保存されることになっています。そのため、過去の借り入れで返済不能に陥ったり、返済が滞ったりしたことがあると、このチェックでひと目で分かるようになっているのです。もちろんこれらのブラック情報に抵触すると、返済不能に陥る可能性が高いとして審査落ちすることも覚悟しなければなりません。

もうひとつ、信用機関で判明するブラック情報としては申し込みブラックというものがあります。これは短い期間において数多くの業者に対して申し込みを行ってそれにことごとく審査落ちすると、その行為自体が切羽詰まった状態を表すものとして危険視されてしまうのです。これもまた審査落ちの可能性が高まるので、申請の際には決してこの申し込みブラックにならないように、必ず受かると確信のあるところに申し込んだ方がよいでしょう。

さらにこの信用機関には現在の他社からの借り入れ金額もすべて記録されていますので、それらを換算した上での総量規制額を算出して、どれくらいの融資が可能なのかを決定することになります。

審査方法はこれだけではありません。信用機関のチェックを終えると次に勤務先への在籍確認が行われます。これは申請時に記載した会社名などが正しいものかどうかを確かめるためのもので、審査担当者が直接電話をかけてチェックします。代表番号にダイヤルすると、そこで出た会社の人に申請者に通話を繋げてほしい旨を伝え、それがうまくいくと確認完了となります。

この在籍確認においては会社の人に借金のことがバレるのではないかと心配する人もいるようですが、電話する際には決して消費者金融の会社名を口にしたり、具体的な金融サービス名を明かすこともなく、あくまで個人名でかけますので、安心してよいでしょう。
（⇒カードローンは在宅確認もあるの？）

ただし、もしもオフィスの勤務でなければ電話がかかってくることが不自然という場合もあるでしょう。はたまた契約社員やバイトであれば、自分宛に電話がかかってくると怪しまれるかも、と心配する人もいるでしょう。そういった場合には事前に電話窓口や店舗窓口などで相談してみると他の手段での確認に代えてくれる場合もあります。まずは思いきって尋ねてみることが先決と言えるでしょう。

以上のような審査方法を経て、何も問題がなければ最終的な融資が可能となります。所要時間は全部で４０分から６０分程度ですが、土日や夜間であればもう少し時間が必要となる場合もあります。

もしもその場所が店舗窓口や自動契約機であれば、審査通過後すぐにその場でカード発行を受けることができます。また、ネットや電話などであれば電話やメールで審査通過の連絡を受けてすぐに店舗や自動契約機にまで駆けつけることでカード発行を受けることが可能です。

さらに近くに店舗も自動契約機も見当たらないという場合には郵送にてカードを送付するという手段もありますので、その方法を指定してみるとよいでしょう。いずれにしてもカードを手にしたならその瞬間から近くのATMを使っての融資金出し入れができるようになります。

またカードローンの場合、返済方法に関しても銀行口座からの自動引き落としや業者側への口座振り込み、さらにATMの現金出し入れ口を使って返済を行うことも出来ますので、仕事帰りの夜遅くなどにコンビニで返済したり、あるいはすっかり忘れていた返済を夜中や明け方に駆けつけて済ませることもできますので、その点においても非常に便利と言えるでしょう。