便利なカードローンは銀行のものやキャッシング会社のものなどいろいろとあります。借りることができる条件として毎月安定した収入があることや満２０歳以上７０歳以下の年齢であることというのがほとんどの金融機関で決められています。融資を受けるためには必ず審査があります。

この審査は申し込み者本人からの申告と職場への在籍確認、個人信用情報機関をチェックすることによって通るか通らないかが決められます。たいていは申し込み前に融資可能かどうかを簡易的に判断することができる借入診断が各サイトに設置されているので、まずはそれを試してみるのがオススメです。

３問から５問程度の簡単な質問に答えるだけで融資できるかを判断してすぐに結果を教えてくれるので便利です。ただしこの診断はあくまで仮の結果ですから、この診断をしたとしても本審査が申し込み後に必ずあります。

借入診断をする時には返済シミュレーションも試してみることがオススメです。返済シミュレーションはそのままですが毎月の返済金額や返済にかかる回数、利息などについて知ることができます。それによって返済計画について自分である程度考えることができるため、借り過ぎを防止しやすいのです。

借りることができるのは安定した収入が毎年あり、返済するのに問題がないと考えられる方ですから無職の場合は借りることができません。申し込みさえも無職という選択がないためにできないこともあります。
（⇒ 無職ならカードローンは消費者金融がおすすめ？）

では同じ無職でも家族などから仕送りがある場合にはどうなのでしょうか。毎月きちんと仕送りをもらっていれば返済にまわすお金もできます。しかし実際には働いて得ている収入ではなく、いつ相手の気持ち次第で仕送りをストップされるかわからない不安定な状態であることに変わりはないので、例え仕送りをもらっていたとしても無職として扱われる可能性が高いです。

間違いなく審査に通るためにはやはり在籍確認の電話をかけてもらうことがｄきる仕事を見つけて収入を得ることが必要です。

とはいえ、就職するのはこの不景気の世の中ではなかなか難しいことです。正社員になれればベストですが、もし難しいようであればアルバイトやパートなどでもいいのです。派遣会社に登録してみたり、自営業を始める方もいます。手っ取り早いのは派遣会社に登録をして紹介してもらう仕事をしてみることです。そうすればとにかく在籍確認の電話をかけてもらっても問題はありませんし、職業欄にも選択できるものがあるでしょう。

注意しなければいけないのは審査に通りたいあまりに虚偽の申告をすることです。収入面はどれだけ低かろうと正直に書きましょう。また他社での借入がある場合も正直に全てを書いてしまうのが良いです。

なぜなら嘘を書いたとしても後で個人信用情報機関を調べればすぐにバレてしまうからです。個人信用情報機関には個人の金融に関するあらゆる情報がつまっています。携帯電話で毎月の料金を滞納したり支払いが遅れてしまった場合にもこの情報機関に記録されます。その他にもキャッシングやカードローンに申しこんだ記録や金融事故の記録もしっかりと残っています。

特に自己破産などをした場合には５年から６年は最低でも記録から削除されることがありませんから、カードローンを申し込む前に自分の信用情報機関を開示して金融事故など不利な情報が残されていないかをチェックしてみたほうが無難です。チェックは無料で行なうことができますが、個人信用情報機関は１つだけではなく、いくつかあるのでその全てを開示してチェックしてみる必要があります。

キャッシング会社と銀行ではそれぞれメリットがあります。キャッシング会社を利用するメリットはやはり審査結果が出るまでの短さと即日融資をしてくれる会社がたくさんあること、審査も銀行に比べて通りやすいということです。

また過去に自己破産などがあった場合でも記録から削除されているのであれば問題なく審査を受けることができるのも良い点です。銀行で融資を受けるメリットはその豊富な資金ゆえにできる高額の限度額と低金利といえるでしょう。キャッシング会社が高いほうで年率が１８％ほどあるのに対して銀行は高くても１４％ほどのところが多いです。

安いところでは１２％台のところもあります。これだけできるのは安定している経営状況があるからこそといえます。それだけ安心して利用することもできます。また銀行の場合は総量規制の枠が関係ないので年収に関係なく申し込みをし、限度額も審査次第となります。

総量規制とは国が定めた決まりで、融資を受ける時に決める最高限度額を年収の３分の１までに抑えなければいけないというものです。ですからもし最高限度額が５００万円までOKなキャッシング会社があったとしてもそれだけの金額を限度額に設定してもらうには少なくとも年収が１５００万円以上なければいけません。これだけの年収を得ている方はなかなかいないでしょうし、それだけあるのであれば融資を受ける必要はほとんどないでしょう。

キャッシング会社で総量規制が関係ないのはおまとめローンや借り換えローンだけです。それ以外は年収が必ずひっかかってきます。しかし銀行の場合は総量規制は全く関係ありませんから、年収を気にすることなく希望融資金額を申請することができるのです。

ただしどうなるかは審査次第ですからあまりにも年収に対して高額な希望額を出しても審査には通らないか、希望限度額よりかなり低く設定されることになるので、ある程度は考えて申し込みする必要はあります。キャッシング会社であれば総量規制の枠以上で申し込んでしまった場合には審査には落ちてしまう可能性が高いので、自分の年収と照らし合わせて申し込みするといいでしょう。

審査の一つには職場への在籍確認の電話があります。ただこの電話は担当者の個人名でかかってくるのであり、キャッシング会社名や銀行名でかかってくることはありませんので安心です。ちゃんと申告したとおりの会社で働いているかどうかということを確認するためだけの電話ですから、職場の名前や住所、電話番号は間違いなく書いておくようにしましょう。ここで間違えてしまっていると信用度はぐんと下がってしまうからです。

また契約内容についての電話が自宅や職場、携帯電話などにかかってきます。この時も審査の一部だと考えておくのが良いです。担当者はなにげない会話の中で申込者の人柄について厳しい目でチェックしています。

もし店頭で申し込みや審査を受ける場合は清潔感のある服装で行くのがいいです。インターネットや郵送などであれば直接顔を合わせることはありませんが、電話での言葉遣いや対応などから判断されてしまいますので誠実にしっかりと対応するようにしなくてはいけません。

そうはいっても必要以上に緊張する必要はありません。常識的な範囲で受け答えすれば大丈夫です。へらへらすると怪しく思われますが、ある程度はにこやかな対応をしておくのは基本です。他社での借入がある方に対しては担当者の質問はかなり細かいものに及ぶことがあります。

車の種類やたばこを吸うかどうか、生活費はどんなことに使っているか、お酒を飲むかなど一見関係なさそうな質問をされることもあります。しかしここで面倒くさいからと適当に答えないようにしなくてはいけません。これは申し込み者が本当に信用していい人物かを確かめるためのテストなのです。

審査から契約までをスムーズに進めるためには書類や提出物に不備がないようにしなくてはいけないので、申し込みする時や本人確認書類の準備など早めに余裕を持って確認しておくのが良いです。

提出しなければいけない書類に関しては書かれているもの以外にもその会社や銀行側から用意して提出してほしいと言われる場合があります。そういう時は前もって言われますから忘れないようにメモして用意しましょう。