カードローンの申込みを数社いっぺんにしても大丈夫ですか?

ひとつひとつ結果待ちをして審査に通過できるのを待ちましょう

カードローンの申込みを数社いっぺんにしてはいけない理由があります。いっぺんに数社申し込みをした時点で信用情報を管理しているところに情報がその日のうちにいきますから、一時的に、多重債務者であるという誤解を受けてしまい、ブラックの状態になってしまいます。

このブラックであるという情報は、本当にブラックなひとに比べて短期間で解除されますが、ブラックはブラックですよね。お金が必要な時にどこの審査にも通ることができない状態に一時的になってしまうわけです。

おススメする方法があります。まず、あなたの希望のプランがあるカードローン会社を1社にしぼってください。審査を申し込みます。審査の結果はインターネットなどで申し込めば即日知ることもできます。

かかったとしても大体は2~3日で結果が分かります。審査に通っていればこれで、希望のカードローンを利用できます。不幸にも今回、審査に落ちてしまった、という場合は次の候補に審査の申し込みをします。これを審査に通過できるまで繰り返してください。

これが待っていられなくて複数社いっぺんに申し込んでしまう人が出てくるのですが、これが失敗の元です。審査の結果を待つのが辛くても、我慢が大切です。急がば回れというのはこのことですね。

とにかく1つ、結果が分かったら次の行動に移るというのがカードローンの申し込みの鉄則です。これは守ってください。その方が好印象を持たれるのです。信用にもつながります。お金を借りるためには信用が不可欠だという事を忘れないでくださいね。

また、申し込みがいっぺん、というわけではなく追加で新規に他社に申請をしている場合、今まで契約していたカードローンの利用履歴によっては審査が不利になります。返済遅滞を繰り返している、というような場合は審査通過できないかもしれません。

2社程度までなら、カードローンを利用するのは問題ないとは思いますが、利用履歴は信用情報として残りますから、返済期日は守るようにしておきましょう。また複数社契約をしていると返済日が異なっていたりして、ウッカリ返済を忘れたり、把握しきれない事態になりがちなので注意してください。

複数社でカードローンを利用するよりは、多少時間が必要でも増額融資のほうに力を注いだ方が得策ですよ。10~20万円程度の増枠になりますが、金利は新たに借りるよりは支払わなくてすみます。

数社にカードローンの申込みをするときの注意点とは

カードローンをいくつか持って使いわけるのは良い方法だと言えるでしょう。たとえば、個人で何らかの事業を行っている人なら、ビジネス用のものとプライベート用のものとを持つのは良い方法です。こうすることによって、どちらのための借入なのかをわけることができますから、事業用の帳簿を作成するときに、プライベートとごっちゃになってしまうと言ったことを回避できます。

ほかにも、できるだけ早く返済したい人にとっても便利です。早く返済をしたいのであれば繰り上げ返済や自由返済といった方法をとることもできますが、それが面倒だという人も多いでしょう。このような人にとってのメリットは大きいのです。

カードローンの返済方式にもよりますが、何ヶ月かにわたって返済をする場合には、少額の方が返済金額の割合は高くなります。たとえば、1万円の借入なら1回で完済でき、2万円の借り入れなら完済までに3ヶ月かかるといった場合を考えてみましょう。この場合、1社から2万円を借り入れれば、3ヶ月かかりますが、2社から1万円ずつ借入をすれば、1ヶ月で完済できます。

もちろんですが、1社から2万円を借り入れて、給料が入れば繰り上げ返済ですべて完済してしまうと言うのも良い方法だと考えられますが、わざわざ繰り上げ返済の手続きをとるのも面倒です。それならば2社から1万円ずつ借りておけば、特に手続きをとらなくても自動的に引き落とされて完済できるわけです。

もう少し大きい金額になった場合も同じように考えられます。一般的に、借入金額が大きくなるほど1回の返済金額は増えるのですが、借入金額に対する返済金額の割合は減りますから、完済は遅くなります。複数にわけて借入をすれば、面倒な手続きをせずに早く完済できるというメリットがあります。

このようなメリットがありますから、数社を利用するのは便利なことなのですが、このような目的で利用する場合には、もちろんですが月々の返済金額は大きくなりますから、返済が負担になってしまうこともあり得るでしょう。このような場合でも、うまく回避できる可能性はあります。

その方法とは一つに借入をまとめてしまう方法です。たとえば金融機関Aと金融機関Bの両方から10万円ずつ借入がある場合を考えてみます。この場合、たとえば金融機関Aから10万円を借り入れて、金融機関Bに返済します。こうすることで、金融機関Aから20万円だけ借り入れをしていて、金融機関Bからは借入がなくなります。

こうすることによって月々の返済金額が軽減されるケースが多いです。もしも20万円の借入金額に対する返済金額が、金融機関Bのほうが小さいのであれば、金融機関Bから10万円を借りて金融機関Aに返済をする方が、返済金額は軽減されます。

このようにしてうまく活用していくことができますから、複数のカードローンを持つことはメリットが大きいと考えられますが、申込みをするときには注意が必要です。たとえば、5社を利用しようと思って5社に同時に申込みをすれば、多くの場合にはすべての審査に落ちて1社からも借りられなくなる可能性が高いからです。なぜこのようなことが起こるのかというと、金融機関はこのようなことを嫌うからです。

たとえば、ある金融機関Aの審査を受けているときに、金融機関Bの審査を受けたとしましょう。そして、それぞれの金融機関が相互に情報を共有していないとすると、それぞれで独自に審査を行うことになります。ある人の信用力からすれば、30万円くらいまでしか融資ができないだろうとそれぞれが判断をして、そしてそれぞれが融資を行ったとします。

そうすると、この人は30万円ずつ借りることができて、合計で60万円を借り入れることができます。30万円くらいまでしか融資できないと思っていた人に、その倍の融資を行ってしまえば、返済されなくなるリスクは非常に大きくなると考えられるのです。

このようになると金融機関は、返済不可能になったことによって経営が悪化してしまう可能性があります。そのために、同時に審査を受けているという状態を回避することは必要だと考えられ、回避するために情報を共有しているのです。金融機関Aは、お客さんが金融機関Bの審査を受けているかどうかを知ることができます。他社として1社くらいなら審査に通ることはありますが、たくさんあれば審査に落ちる可能性は非常に高くなります。

一般的には、3社でアウトだと言われることが多いです。例外もありますが、1ヶ月の間に3社に申込みをした場合には、多くの場合には3社とも審査落ちになる可能性が高くなるのです。ですから、同時というのは良くありませんし、立て続けというのも、やはり良くはありません。一度このようにしてしまうと、しばらくは審査に通らなくなりますから注意が必要です。

では、すでにこのようにしてしまった人の場合、どう対処すれば良いのでしょうか。もうどこからも借りることができないと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。実は、この状態は永遠に続くものではなくて、しばらくの間だけです。審査の基準そのものが金融機関によって異なっているのですから、絶対にどれくらいの期間だと言い切ることはできないのですが、半年待てば良いと思っておいてほぼ問題はありません。この半年というのは、共有される情報が保存される期間をさします。

そもそも申し込んだという情報はどこで保存されているのでしょうか。これは信用情報機関という会社が保存しています。信用情報機関では様々な情報を保存しているのですが、保存される期間はそれぞれで異なっていて、申込みをしたという情報については、半年間保存されて、その後は情報が削除されます。これによって、一度も申し込んだことのない人と同じ状態になりますから、その段階で申し込んだのなら審査に通るようになる可能性はあります。

それを回避するためには、一つの審査に通ってから別の審査を受けるというようにするのが良いです。実際には4社も5社ものカードローンを利用するのは難しいようですが、3社くらいまでなら何とかなる場合が多いです。ただ、貸金業者の場合には総量規制がかかるという点に注意が必要です。貸金業者という言葉を聞いたことのない人もいると思いますが、代表的なものとしては消費者金融があります。クレジットカード外車からお金を借りるときにも貸金業者として扱われます。

総量規制の本質的な部分は、貸金業者が融資を行うときに、その金額を年収の3分の1に制限するというものです。これが法律で定められていますから、たとえば年収が360万円の人は借入の総額が120万円になります。

ある貸金業者に申込みをして、70万円の借入金額を確保した場合、ほかの貸金業者から借りられる金額は50万円に制限されます。そして、そこで50万円の借入金額を確保すれば、それ以上はどの貸金業者の審査を受けても審査に落ちることになるわけです。

このような法的な制限があることは常に頭に入れておかなければならないでしょう。ですから、数社から借入をして使い分けていきたいというのであれば、1社の借入金額を小さくしておく必要があります。実際に借入をする金額に対して規制が適用されるわけですが、現実的には借入限度額に対し適正がなされると考えておいた方が良いです。ですから、借入限度額を小さくしておくことは必要なことだと考えられます。

銀行から借りる場合には総量規制の対象とはなりません。だからといってあまり考えなくて良いと言うことはありません。銀行の審査でも他社借入に対する基準は設けられています。他社借入の金額が大きければ、審査では不利になるわけです。それが実際の借入金額ではなくても、限度額が確保されているだけであっても同じことです。ですから、銀行を利用する場合であっても、1社の限度額は小さくしておいた方が良いのです。

【参考ページはこちら】
カードローンの申込みを2社までにしておくべき理由

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