カードローンを利用する時は返済に関して色々と気になることがあります。借金返済の金額はカードローンて月々払っていけば増えない?と不安に感じる人も多いものです。基本的に月々しっかりとカードローンの借金を払っていけば、毎月借金は減ることになります。しかし、返済方法や金利次第では借金を月々払っていても増えるとは言いませんが、借金が減らないことはあるので知っておきましょう。

まず、返済をしているのに借金が増えるケースを考えてみます。これは借金が増えるということは毎月しっかりと借金返済をしている中で、返済した金額よりも借りた金額が大きい時です。カードローンは限度額を自由に使えるので、限度額に借り入れ残高があるならいつでも好きな金額を借りることが出来ます。しっかりと借金を返済しても新たに借り入れを継続するなら借金が増えるケースは当然ありえます。

次にカードローンの限度額を最大まで借り入れしている状況で、借金を返済しているのに借金が増えるケースがあるかどうかを考えてみます。まず、返済日に返済が遅れると利息が高くなるので借金が増える可能性は十分にあります。返済日に遅れると遅延損害金が発生するので、いつも以上に金利が高くなります。これは少し具体的に金利計算から説明します。

通常なら50万の借金に対して18％の利息で返済をしているなら50万×18％÷365日×借入日数となります。借入日数を30日で計算しますと、50万×18％÷365日×30日で7410円の利息になります。返済が遅れて遅延損害金から金利が20％になると、50万×20％÷365日×30日で8220円になります。

遅延損害金が発生したまま一か月が経過すると、この利息の差になります。つまり、元金が大きくて毎月の返済額を最少額にしていると、遅延損害金によって罰則金がかなり高くなることが考えられるので返済が遅れると支払いをしない限りは遅延損害金分だけ借金が加算されていきます。返済が遅れた時は1日でも早く完済することが大事です。

借金返済の金額はカードローンて月々払っていけば増えない?この答えは新たに借金を作ることがなく、返済が遅れないなら基本的に返済をする中で借金が増えることはありません。カードローンは色々な返済方法があるので、返済方法をしっかりと考えてうまく返済計画を立てるようにしましょう。

返済方法の中でもリボ払いを活用する時は借金が減らないことがあるので注意をしなければなりません。リボ払いというのは分割払いのように借金を分割して支払うことが出来ます。しかし、分割払いと大きく異なる点は元金がいくらになっても毎月の返済額を定額に設定することが出来るという点です。例えば、毎月の返済額を1万円に設定するとその後の返済は借金の金額が増えてもずっと1万の返済を継続することになります。

このリボ払いを利用すると、どうして借金が減らないケースがあるのかを説明すると、元金が大きくて金利が高いという状況でリボ払いからかなり小さな金額を設定することが出来る場合、利息を支払う金額だけで返済が終わってしまうことがあるからです。

毎月1万の返済をする場合に金利計算をすると利息がほぼ1万なら返済日をクリアすることは出来ますが、利息を支払って終わりであり元金がほとんど減っていないことになります。月々1万の返済で金利計算をすると利息が9950円なら返済額の1万から利息が差し引かれて残り50円だけが元金にあてられることになります。借金をしっかりと返済しているつもりでも、実際には自分が思っているほど元金が減っていないことがあるというわけです。

このリボ払いによる借金がなかなか減らないケースは大きな金額を借りて少額返済をしている場合に良くあります。そのため、まとまった金額を借りてリボ払いから月々少額を返済していくつもりなら、まずは自分が毎月いくらの利息を支払うことになるのかを計算してみると良いです。金利計算は非常に簡単であり、計算方式は上記で紹介した通りです。元金×金利÷365日×借入日数で簡単に利息を計算することが出来ます。元金は自分が借りている借金の現在の総額です。

金利は審査結果で決まった利率であり、365日は一年間の日数から日割り計算をするもの、借入日数は返済日から返済日の日数を当てはめれば良いです。しっかりと金利計算をして利息を算出しておけば、リボ払いでいくらの返済額を設定すればよいのかが分かるようになります。

返済とは利息を支払えば良いのではなく利息を支払いながらも借金の金額を減らすことが重要です。そのためにはリボ払いを利用する時に利息額は別として考えておき、月々いくらの金額を借金にあてるのか計画を持つことが大事です。月々に1万の利息を支払うことになるのであれば、最低でもその利息の2倍の金額を返済額としたいものです。月々2万の返済にしても借金が減るのは1万となります。

借金は減れば減るほど返済するのが楽になります。逆に借金が増えるほど利息が重くなるのでなかなか元金を減らすことが出来ないケースが多いです。お金に余裕がある時にどれだけ元金を減らすことに力を入れることが出来るのかが完済のポイントです。元金が減ると金利計算から分かるように月々に支払う利息が安くなります。

そして、利息が安くなるほど同じ返済額でも借金にあてることができる金額の割合が増えるので、さらに借金が減るようになります。借金は悪循環になるほどさらに悪循環が加速して、好循環が生まれるほどさらに素早い返済が可能となるものなので、これは返済の基礎知識として確実に抑えておくと良いです。

基本的にカードローンを利用する時は自分で利息を計算しなくても、金融会社が金利計算をしてくれるので、自分で金利計算を出来なくても良いです。しかし、上記のようにしっかりとした返済計画を考えるためにはある意味金利計算出来る事は融資を受けるために当たり前の知識とも言えます。計算方式さえ覚えておけば簡単に計算できるのでなるべく覚えるようにしましょう。

最後にカードローンを利用してどうしても返済することが出来なくなってしまった場合はどうすればいいのかを紹介しておきます。これは基本的に債務整理をするしかありません。自転車操業として返済のための借入をして収入に余裕を持たせるという方法がありますが、これは単なる時間稼ぎにしかなりません。

結局、すでに自分の生活を考えても今の収入や生活水準からは返済出来ない借金を持っていると自転車操業して時間を稼いでも収入が上がらなければ返済が追い付きません。かなり出費を抑えた生活をするか、仕事を増やす以外に対処方法はないので覚えておきましょう。

債務整理というのは法律から借金を解決できる方法です。自己破産という言葉を聞いたことがあると思いますが、これが債務整理です。自己破産以外にも色々な種類の債務整理があり、自分の借金をうまく解決することができる種類を選択します。自分ではどのような債務整理の種類が適切なのか判断出来ないという人が大半であり、一般的には弁護士に相談をします。

借金の相談窓口に就いても紹介しておきますが、これは基本的に法律事務所となります。役所など様々なところで相談することが出来ますが、結局は債務整理をするなら弁護士に依頼することになり、借金問題の大半のケースはすでに返済不能となっているので、最初から法律事務所で相談をするほうが話が早いです。

法律事務所で相談をする時は無料相談を利用できるところがあり、これなら費用の心配をすることなくゆっくりと相談出来ます。カードローンの借金返済は計画性が最大のポイントとなります。カードローンを利用する時に自分が返済出来ない金額は借りないようにしましょう。いかにスムーズに返済出来るのかが重要なので覚えておくと良いです。