ちょっとした話を聞いたんで、その真偽を確かめたいと思うんですがよろしいでしょうか。ある人から「昔は法律で消費者金融の金利というのは決まっていなかったんだよ」という話を聞きました。日本は法治国家として近代からずっと進んできたはずです。
にも関わらず、お金を貸すことに関する消費者金融の法律がなくて、金利の法律もなかったというのでしょうか。ということはいくらでも貸出をして、金利を付けて返済を迫ることができるということになります。こんな話本当にあったと行っていいんですか?にわかには信じられないのですが…
大昔は確かに法律はなくて良心に任せていた
確かに大昔の話をすると、法律というのはなかった時代があります。それこそ金利に関しての法律というものもなければ、金利以外に関する法律もなかったとされています。今は暴力的な採りたてや必要もないのに電話をかけたりすることは禁じられていますが、昔は特に禁止されていなかったのでやろうと思えば出来たのです。ほとんど業者の良心に任せていたと言えます。
良心に任せていたとはいえ、やはりルールがはっきりしていないために多くのヤミ金が生まれていたそうです。ヤミ金と行っても今のように法律を違反するからヤミ金というわけではなく、暴力的だからヤミ金と言われていたという人たちは多かったようです。しかしそういう人たちを取り締まることも難しかったので、やっと法律ができたそうです。
しかも最初の法律では消費者金融などは登録制になって、加えて金利もかなり制限されていたとおもいきや、40%を超える金利を付けても構わないというようにされていたそうです。しかも場合によっては年利100%を超えるような方法で金利をつけることも出来たというのですから、今とはだいぶ違う金利の計算方法になります。
そこから徐々に金利制限がきつくなってきて、29.2%の時代がかなり長く続きました。そこから今の18%という上限になったというわけです。20%で貸し出してもいいけれども10万円未満というように、法律的にはかなり厳しく取り締まっています。昔から考えたらかなりの違いに年齢の高い人達は驚いてしまうんじゃないでしょうか。
まぁ今はそれだけ金利も低く借りられるし、今借りている人たちはラッキーと思っておいていいと思いますよ。さらに借り入れをする業者についても、紳士的な業者が増えていますから、カードローンの金利限度額がない、ということ以上にやりやすい世の中になっていると思います。こうして少しずつカードローンは良くなっていくんでしょうね。
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カードローンのおすすめQ&A
カードローンの限度額を制限する法律について
カードローンの限度額については法律によって制限があると言われることがあります。そのために、たくさん借りることができないと考える人も多いようですが、これはすべてにおいて成立するわけではありません。まずこの制限についてですが、それを定めているのが貸金業法という法律です。貸金業法とはノンバンク系の金融業者を規制するための法律をさします。ノンバンクとは、銀行や証券会社などのように、資産を預かる業務はせずに、貸し付けのみを行う業者をさします。
たとえば、銀行にお金を預けたことのない人はほとんどいないでしょう。銀行は預金を取り扱うことが許されている金融機関で、お客さんから預かったお金を貸し付けるといった業務を行っています。これに対してノンバンクは自己資金や、あるいは借入をした資金で貸し付けを行います。この点で大きな違いがあると言えるでしょう。
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金融機能が経済にとって非常に大事なことであるというのは、これはわざわざ言うまでのことでもないでしょう。たとえば、アメリカの金融機関の一つが破綻しただけで世界中で景気が悪化したことは記憶に新しいでしょう。金融は実体経済に非常に大きな影響を与え、たとえばリーマンショック後の金融不安や、ギリシャショック後のヨーロッパの金融不安などによって、経済はかなり悪化したのです。日本でも銀行が破綻するといったニュースが流れると株価は一気に下がる傾向があります。
このように金融というのは経済に大きな影響を与え、そして経済は日常生活に大きな影響を与えるのですから、金融機能に対しては厳しい規制があります。預金を扱うことのできる金融機関として銀行は主なもので、銀行以外にも信用金庫などもあります。それぞれで法律があって規制は非常に厳しくなっていると言えるでしょう。
銀行を設立するためにはかなり厳しい基準をクリアしなければなりませんし、設立した後の運営についても、常に厳しい基準をクリアしなければならないのです。ですから、設立は簡単ではありませんし、設立後も運営は難しいのです。これに対して、ノンバンクはそれほど設立が難しいものではありません。事業として行うためには資本金などの基準もありますが、銀行を設立する場合に比べるとかなりゆるいです。たとえば、少しお金持ちの人なら法人を設立して貸金業者として登録をすれば、簡単にノンバンクとして営業ができてしまいます。
このようなこともあって、ノンバンクは非常にたくさん作られました。中には悪質なことを行うものも現れたのです。それが問題となって規制が厳しくなり、貸金業法にいろいろな規制が導入されるようになったのです。限度額に関する規制もその一つで、総量規制と呼ばれます。
本来、ノンバンクも銀行も、融資を行うためにはリスクを負わなければなりません。もしも返済がなされなかったときには、融資した資金がそのまま損失につながるのですから、リスクを意識して融資を行わなければならないのです。しかし、ノンバンクはこのようなリスクを顧みずに融資を行うこともあります。融資が焦げ付いたのなら、厳しい取立てを行って回収すると言うこともあり得ることです。過去には生命保険をかけさせるといったこともあり、これが社会問題となりました。
このような悪質なノンバンクがあったために、総量規制が導入されました。総量規制とは、個人向けの無担保融資を行う際に、融資金額を年収の3分の1に限定するというものです。たとえば、年収が480万円の人に対する融資は、最大でも160万円となります。3分の1というのが妥当なのかどうかと言うのは議論の残るところですが、今のところはこのように制限がなされていますから、借りすぎてしまうという状態を防ぐことができるわけです。
融資金額に対して制限がかけられたのですが、実際には融資可能な金額に対する規制です。カードローンの場合には、実際にどれくらい借りるのかどうかは別にして、限度額の範囲で借りることができます。ですから、総量規制は限度額に対して制限される規制だと考えておいた方が良いわけです。
ただ、これは貸金業法で定められた規制だという点に注意しなければなりません。貸金業法はノンバンクに対する規制を定めているわけですから、ノンバンクでなければ総量規制は適用されないという点に注しましょう。その前にノンバンクの種類を把握しておくことも必要です。
ノンバンクの代表的なものとしては消費者金融があります。消費者金融以外にも、信販会社の一部がノンバンクと同じように融資の事業を行っています。また、クレジットカード会社もノンバンクとして融資を行うことがあります。大まかに見れば、銀行や信用金庫などのような預金取扱金融機関以外で融資を行うものがノンバンクだと考えておいて問題はありません。
ノンバンクから借りる場合には総量規制が適用されますが、ノンバンク以外の場合には総量規制は適用されませんから、多くの資金を借りたいという人の場合にはノンバンク以外の金融機関を選んだ方が良いわけです。ノンバンク以外の金融機関というと、代表的なものが銀行です。
銀行と言ってもいくつもありますが、大きく分けるとメガバンクと地方銀行、ネット銀行になります。メガバンクというと、全国規模で店舗展開押している銀行で、日本にあるものとしては3つが主なものです。誰でも知っているような銀行がこれに当たります。店舗を持っている銀行の中で、その地方だけで経営を行っているものが地方銀行です。たとえば関西だけで経営を行っているものもありますし、九州北部と中国地方のみで経営を行っているものもあります。
店舗を持たない銀行として登場したのがネット銀行です。ネット銀行はまだ歴史は浅いのですが、インターネットを利用する世代を中心にシェアを伸ばしています。ネット銀行とは言っても、店舗を持っている銀行と同じようなサービスを提供しているものもあります。たとえば、住宅ローンを提供しているものもありますから、ネット上での決済しかできないというものでもないわけです。
銀行と言ってもいろいろなものがあり、そしてそれぞれがカードローンのサービスを提供しています。全体的に見た場合には、メガバンクのほうがサービスは充実しています。たとえば、借入限度額については1,000万円くらいまで確保できるものもあります。それに次いでネット銀行もサービスを充実させています。1,000万円くらいまで確保できるものもありますし、店舗を持つ銀行に比べて金利を低くしているものもあります。
いろいろなものがあり、審査もそれぞれで異なりますし、金利もそれぞれで異なりますが、審査の順で言えばメガバンクが最も厳しいという傾向はあります。ただ、ここ最近では審査の厳しさについては保証会社によるところが大きくなってきていて、保証会社が同じであれば審査がほぼ同じという状況になってきています。ですから、別の銀行でも保証会社が同じであれば、審査はほぼ同じだとも考えられます。これを参考にすれば、審査に通りやすいものを選びやすいでしょう。
多くの資金を必要としている場合には、このようなことを把握しておく必要があります。結論的に言えば、日本に3つあるメガバンクを比較して、その中で最も多く借りられそうなものを選ぶのが良い方法だと考えられます。ただ、商品としての上限金額が大きくても、審査によってはあまり借りられないこともありますから注意が必要です。
たとえば、最大で1,000万円まで借りられると広告に書いていても、実際には300万円くらいまでしか借りられないこともあります。この場合でも借入実績を作っていくと、借りられる金額を大きくできる場合も多いのです。いろいろなことに影響されますが、長く使うことでたくさん借りられるようになることも覚えておきましょう。