当方、事情があって至急お金を借りたいのですが。現在28才、アルバイトをしております。就職活動はしているのですが、なかなか条件が合わず、そろそろ資金が底をついてきました。そこで、初めてカードローンを申し込みたいと思うのですが、一社だけに絞って申し込んだ場合、ひょっとしたら審査がおりずに融資してもらえないのではないかと不安です。そこで最低でも3社ほど一度にカードローンを申し込みたいのですが、それでも大丈夫ですか。

一度に複数のカードローンを申し込むのはやめてください

ご質問者様の気持ちは痛いほど分かります。しかし、一度に複数のカードローンを申し込むと審査が下りない可能性が高いです。質問者様の申し込み状況が信用情報機関にすべて登録され、それが他の金融機関と情報共有されるからです。そして、「こいつは怪しいぞ」と思い審査が下りにくくなるからです。

実は私も大学卒業後、いったん就職はしたのですが、自己都合で会社を2年で辞めました。その後は定職につかず日雇い労務などをして30才まで過ごしてきましたが、さすがに将来のことを不安に思い、まずはカードローンで資金を用意してアルバイトをしながら就職活動をしておりました。

今はローンも完済しており無事に正社員になれたのですが、私も当時は消費者金融の窓口に行って受付嬢に「他社への申し込みもされていますか?」と聞かれたくらいですから、はっきりとは言えませんが「他社への同時申し込み」は避けた方が無難です。

現在はアルバイトであっても一定の収入があれば審査が下りるところが多いです。例えば「アコム」「プロミス」などは「主婦、学生、パート、アルバイト」でも一定の収入があれば申し込みが可能です。(こちらもご参考に→カードローンを利用できる職業とは?)ただし返済能力があると判断されればの話ですが。

要するに消費者金融の審査ではあなたに期日までに返済能力があるかどうかをチェックしていると考えてください。もしあなたは借りる前に返済しきれないと判断したならば、親戚や親・兄弟などから借りたほうが無難です。今は、各社ともホームページ上で融資可能かどうかの簡単なテストや返済シュミレーションができますので、それを利用するのはいかがでしょうか。

質問者様のように「もしここで借りられなかった場合はどうしよう。そのために他のところでも申し込んでおこう。」と考える人は少なからずいます。しかし、「借りることができなかった」場合は、その事実が信用情報機関に記録として残され、また次回借りる必要がある時に「この人は多重債務者じゃないのか」と判断されて融資してもらえない、なんてこともありうるのです。

今後のことも考えて、今は1社に絞って検討をしてください。よほど心配ならば一度窓口に赴いて相談される方が安心です。窓口では様々な人が相談に来られます。対応もとてもよく親身になって相談に乗ってくれますので、一人で悩むよりは専門のアドバイスを聞いた方が良いでしょう。また、事前にインターネットで各社の特徴を調べておいて、ご質問者様に一番メリットのある会社を複数取り上げて、相談された方が良いと思われます。

【参考ページはこちら】
カードローン利用中でも他のカードローン作れる?

複数のカードローンで一度に審査を受けるとどうなるのか

カードローンを事業として行っている事業者の数は非常に多く、消費者金融や銀行など、大手と呼ばれるような業者だけを数えても相当の数があります。

そうした中ではそれぞれの業者によって様々なサービスやプランなどが登場することとなりますから、消費者にとっては「どの業者を使うか」という選択の幅が広がったと言って良いでしょう。

しかしながら「多くの業者がある」と言っても、それを誰でも無条件に利用できるというわけではありません。

利用に当たっては必ず審査が必要となりますし、その審査において「信用が足りない」として判断をされてしまったのであれば、その業者からお金を借りるということはできなくなってしまいます。

「色々な業者を実際に使ってみたい」というような人や「受かるかどうかわからないから、なるべく多くの審査を受けてみたい」というような人はよくいるのですが、実はそういった行動はあまり良いことではないのです。

では「複数のカードローンで一度に審査を受ける」というようなことになると、何が起きるのでしょうか。

まず最初に発生することとなる問題が「そもそも審査に受かりづらくなる」ということです。

複数の業者に対して審査の申込をするということは、あらゆる人に対して「お金を貸してほしい」と言って回ることと同じです。

その相手が業者か個人かということで違いがあったとしても、そうしたことをする人に関しては「お金に困っているのだろう」ということを誰しもが想像するでしょう。

そしてこの「審査申し込みをする」という際には「信用」が最も重要視されるポイントになってきます。

信用が重視される審査の中において「お金に困っている」ということは、非常に大きなマイナスポイントになることは間違いありません。

非常に収入に優れていて、融資を希望する金額がごくわずかなものであったとするのであれば例外的に問題は無いとされることもありますが、同時に複数の金融機関に対して融資申し込みをするということが良い印象を与えるということは無いと考えて良いでしょう。

そのため「複数の業者で一度に審査を受ける」ということは「審査を通過できる可能性を下げる」ということに繋がってしまうのです。

また「信用情報に瑕疵が発生するリスクが高まる」ということも忘れてはならないことです。

信用情報とはそれぞれの消費者がこれまで、どのような金融機関を利用して、どれくらいの金額を借り入れてきたのかと言うことを示す情報になっています。

これは信用情報機関と呼ばれる専門機関が作成・管理をしているため、一般の個人が他人の情報を閲覧するというようなことはできません。

しかしながらこの信用情報機関に加盟をしている金融機関であれば、その情報を閲覧することはいつでも可能となっています。

金融機関が融資の審査をするというような際には、まず間違いなくこの信用情報はチェックされることとなっているのです。

そして「申し込みの履歴」も、この信用情報の中には記録されることとなります。

信用情報に記録される際には「いつ」「どの業者に」申し込んだのか、そして「結果」はどうだったのかということが記録されるようになっていますから、例えば連続で金融機関に審査の申込をし、三社目として申し込まれた業者が信用情報をチェックした場合には「直前に二社にも申し込みがされている」ということが分かるようになっているのです。

この「直前に二社の申し込みがあった」というだけでも信用には傷が付きますが、もしそこで二社とも「審査を通過しなかった」というような結果が残ってしまっていると、申し込みを受けた業者としては「なぜ審査に落ちたのか」ということを考えなくてはなりません。

そのため審査の基準はかなり厳しく設定されることとなりますし、もしその中で問題がないというように見えたとしても「他社が断っているということには何か理由があるはずだ」というように考えますから、結果として「自社の審査ではリスクは無いように見えるが、他社が断っているということが不安要素になるから今回の契約は見送る」ということになってしまうことが多いのです。

とはいっても、実際に「受かるかどうか不安だ」と考えている人は「なるべく多くの業者で審査を受けたい」と考えることは間違いありません。

そうした場合にはどうするべきなのかと言うと、これは「申し込みはそれぞれ別にして、結果をまずは待つ」ということが重要です。

特に最近の消費者金融などで行われる審査はかなり高速化が進んできており、最短だと数十分、長かったとしても二~三日で結果が出るようになっています。

月末や週末など、休業日を挟んだり利用希望者が殺到する時期にはそれ以上待たされる場合もありますが、一週間以上答えが出ないというようなことはほとんどありません。

そのため「審査の結果をまずは待って、そこで審査を通過できなかったのであれば、次の業者の審査を受ける」と言うようにするのが最も無難なのです。

先に述べた「申し込み履歴」が理由となって審査が不利になるということも忘れてはなりませんが、ほとんどの業者は「最後の申込から二ヶ月以上経過している」という条件さえクリアしていればさほど不利な審査は行わない傾向があります。

もちろんこれはあくまでも傾向であって、十社以上などの常識をこえる件数を同時に申し込んでいたりする場合にはやはり審査は不利になりますし、審査基準を厳しく設定している業者の場合だと「信用情報の中に申し込み履歴が残っている限りは融資判断を慎重にする」というようにしている業者もあります。

そのため「二カ月以上経過したからどこを受けても問題は無いはずだ」というように考えるのは止めておいた方が良いでしょう。

さて、それでは「一度に審査を申し込んでしまった」というような場合にはどうすれば良いのかと言うと、これは「時間をおく」しか無いのが実際のところです。

申し込み履歴があまりにも多く記録されてしまっているというような状況になると、どの業者であってもその消費者への融資判断はかなり慎重になります。

収入にもこれまでの返済にも問題は無いにも関わらず、申し込み履歴に大量の申し込み履歴が残ってしまっているというだけで審査を断られるというケースは少なくありません。

こうした状況は俗に「申し込みブラック」と呼ばれているのですが、一度申し込みブラックになってしまった人はあせって次から次へと審査を申し込むというようにしてしまいがちなのです。

ですがもし信用情報に何らかの情報が記録されてしまったとしても、それは一定期間が経過すれば情報を消してもらうことができます。

例えば「返済の延滞」や「自己破産による債務の免除」などの場合には「5年」などの期間が記録期間として定められていますから、そうした重大な金融事故を起こしてしまった場合であっても、5年が経過すれば通常の消費者と同じ扱いになるでしょう。

そして「申し込みの履歴」に関してはその申し込みが発生してから「半年」が記録の期限として定められていますから、複数の業者に申し込みをしてしまった場合には「半年以上」を待てば、その申し込み履歴を確認することはできなくなるのです。

申し込み履歴を確認することが出来ない場合には「申し込みの履歴情報に関しては問題がない」というように処理されることとなりますから、どの業者を利用する場合であっても問題は無くなるでしょう。

このように、いくらカードローンを利用するのに審査が必要であるとはいえ、一度に複数の審査を受けるということには何のメリットもありません。

むしろデメリットばかりしかないと言っても過言でしかありませんから、カードローンを利用する際にはなるべく多くの業者の情報を比較検討し、「この業者なら納得して借りることができる」ということを決めた上で、一社だけを受けると言うようにしましょう。

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