日常生活をつつがなく送る上では、ある程度のお金がなければ何も始まりません。仕事や家事で忙しい毎日の疲れをちょっと癒してくれる食事や買い物、それに趣味への出費などに関しても、それにふさわしいだけの金額が捻出できなければ、どれだけ大きな夢を見ても一向に実現できません。

それに食費や生活費もちょっとした贅沢をしようと思えばいくらでもお金が必要になってしまいます。これに家族がだんだんと増えてくれば、その分だけをしっかり養うお金が必要になることは言うまでもありません。子供の衣服や習い事の費用、それに進学の伴う学費に至るまで、子育てにも多くのお金の捻出が欠かせないもの。また、家族で旅行に出掛けたりレジャーに繰り出したりする中でも、ある程度のお金がかかります。

こういった機会にもしも財布の中身や銀行の預金残高がゼロに近い状態だったとしたら、そのギャップを埋め合わせる何らかの手段を講じなければなりません。たとえば親や兄妹、近しい友人に無理を言ってなんとかお金を貸してもらうという方法もあるでしょう。しかしこういった手段は何度も使えるものではありません。二度、三度とお金の無心が続いたり、あるいは返済が遅れてしまったりすると、大切な関係性や絆に亀裂が入ってしまうことにもなりかねません。

そんな事態を回避するためにも、お金の不足時には誰にも迷惑をかけずに捻出することが大切です。その意味でも消費者金融を使って手軽な契約手続きで、スピーディーな借り入れを行うのがベストと言えるでしょう。中でも消費者金融が提供するカードローンは利用者が定期的にお金を借り続けられる頼りになる金融サービスとして多くから人気と支持を集めています。

このカードローンとは、事前の契約によって一枚の個人カードを発行します。もしもお金が不足する事態に見舞われたなら、そのカードを持って近くのATMに駆けつけることによって、そこでの画面操作を通じて簡単に融資金を引き出すことができるのです。

ひと昔前はこういったATMの数もとても少ないものでしたが、最近では状況もだいぶ変わってきました。何よりも全校チェーンのコンビニがこういったカードローンと提携を始めており、お金の不足したおりに提携コンビニを訪れさえすれば、深夜でも朝方でも素早く借り入れを行って不足額を補えるようになっています。

さらにこの金融サービスは、借り入れ限度額の範囲内であればいくらでも、何度でも借り入れることができます。それに専用ATMでも、コンビニなどに設置してある提携ATMであっても、どこからでも簡単に返済することも可能ですので、こういったお金の出し入れを通じて借り入れ限度額を自分なりに調整することによって、自分のペースでの自由なやりくりが可能となるのです。

しかしながら、カードローンといえども借金は借金です。夫婦間や親子間でしっかり話し合った上で契約手続きを行っている場合は問題ありませんが、もしも一方に内緒でなんとかお金を捻出しようと道を模索しているのでしたら、手続きを進める上で幾つか気をつけるべきポイントがあります。近しい人に迷惑や心配をかけないためにも、こういった点に気をつけたいものです。

たとえば、この金融サービスの申し込みの際にはネット、電話、店舗窓口、自動契約機などを使って手軽に手続きが行えるわけですが、申請フォームに氏名、住所、生年月日、職業、勤務先、年収、希望借り入れ額などを記載して提出した直後には、それらの申請内容を確認する電話がかかってくる場合があります。

そういった連絡先を自宅に設定している場合には、申請者本人が自宅に居ないタイミングで家族がその電話を取ってしまう場合もあるでしょう。そうした時に知らなかった借金契約のことを初めて知らされて、親なりパートナーなりがうろたえてしまうといったトラブルも大いにあり得ます。

こういった事態を招かないためにも、電話連絡を自分の携帯に設定しておくことは大切なことです。また、必ず自分に自宅電話番号を記載しなければならない場合には、電話確認の際に配慮してほしい旨をあらかじめ伝えておくことが大切と言えるでしょう。

さて、このようにして申請が行われると、続いて借り入れ審査が行われることになります。審査では主に、貸金業法や総量規制と呼ばれる決まり事を基本にして、それに合致しているかどうかを確認していくところがポイントです。とりわけ総量規制では借り入れの限度額として年収の3分の1を上限としていますので、その枠内に収まっているかどうかを自らも事前にチェックしておく必要があります。

申請時に伝えた年収が正しいものかどうかを証明するためにも、申請時には身分証明書や年収証明書を提示する必要もあります。ネットで申請する際にはスマートフォンの写真機能を使って撮影して画像データを送信することでも受け付けてもらえます。さらに店舗窓口であれば原本を提示することが可能。自動契約機での申請となると、室内にスキャナーやカメラが設置してあることも多く、それらを使って証明書の内容が自動送信されることもあります。

このように最初の審査ポイントを通過したならば、次に信用情報機関に記録された履歴を通じて申請者に関するデータを洗い出す作業が行われます。この信用機関には他社における借り入れ履歴もすべて記録されていますので、万が一にも過去に自己破産を起こして借金を帳消しにしていたり、あるいは返済が極度に遅れて返済事故に発展していたりなどすると、ブラック扱いとなって審査通過を困難にすることになります。

また、一定の期間中に何度も借り入れ申請を行い、それにことごとく審査落ちしてしまうと、その人は申し込みブラックとして処理され、新たな審査通過がこれまた困難になってしまいます。そのために、見込みのない申請を度々行うと、後々自分の首を絞めることにもなりかねませんので、控えた方がよいと言えるでしょう。

さらに信用機関を使った審査を終えると、次は勤務先への在籍確認が行われます。これは審査担当者が勤務先に直接電話をかけて、申請者が本当にその会社に所属して働いているのかどうかを確かめるわけです。これで確認さえ取れれば問題なく審査通過することができます。

以上の審査が終わると、いよいよカード発行に移ります。その際には審査通過した旨を知らせる電話やメールでの連絡がありますので、この際にも注意が必要です。家族に内緒で契約したいのであれば、この時の連絡方法についてもきちんと自分の携帯電話やメールアドレスなどを登録しておくことが必要です。

このようにしてカード発行を行うと、その瞬間から全国のATMにて借り入れが可能となるわけですが、この段階でも注意が必要となります。借り入れサービスを利用するたびに借入金額や利息を知らせる利用明細が自宅に郵送されることがあるからです。

こうした郵送物を家族が受け取ると、それだけで内緒にしていたものがバレてトラブルにもなりかねません。契約時に何も設定を行っていなければこの利用明細は郵送にて配達されてしまいます。これを回避するためには、最初の申請時に明細の連絡をウェブ確認にしておく必要があります。

そうすれば、公式サイトにてマイページにログインした後に表示される利用明細にて現在の借り入れ金額やその利息に関してチェックすることが可能となります。

この郵送からウェブチェックへの変更に関しては、マイページで設定変更できる場合もあります。そして消費者金融の電話相談や店舗窓口などでその旨を相談することによって受け付けてもらうことも可能です。

このような手続きをとると後は自宅への連絡や郵送物など一切ない状態で借り入れを続けることができます。これで家族に知られるなどのトラブルに見舞われずに順調なやり取りができるでしょう。

ただし、もしも返済が遅れたり、緊急性の高い連絡事項があるような場合には、消費者金融から自宅への連絡が及ぶケースもありますので注意が必要です。