カードローンには消費者金融会社が出している商品と銀行が出している商品があります。それぞれに利用するメリットがありますが、銀行のカードローンを利用するメリットはやはりその豊富な資金による最高限度額の高さと金利の低さにあります。一般的な消費者金融会社の場合、金利は年に最高で１７％から１８％というものがほとんどです。

しかし銀行では１２％から１４％とかなり低めになっているのです。また昔は消費者金融会社のほうが審査結果が出るのが早く、銀行側は審査に数日間かかるというのが定説でした。

しかし現在では最短３０分で審査結果を出すことができるなど消費者金融会社と同じほどの速さで結果を知ることができるようになってきています。インターネットで全てのことを行なえるところもあり、自宅で何もかもできるので他の人には融資を受けていることが全くバレないという方法もあります。

融資を受けるためには必ず審査があります。この審査はキャッシング会社であろうと銀行であろうと同じで、個人信用情報機関をチェックすることが審査の一部になっています。

個人信用情報機関というのは個人の金融に関するありとあらゆる情報が載せられている機関のことで数か月から数年にかけて削除されることなく、そのまま載せられています。借金に関するものだけではなく、携帯電話料金の遅れや滞納などについてもしっかりと載せられているので払い忘れには注意しましょう。

しかし審査を行なうといってもごく簡単で、誰にでも貸してくれる業者がいます。これがいわゆるヤミ金です。ヤミ金は誰にでも貸してくれますが金利が異常に高く、法で決められている２０％超えをしている場合も多いです。

しかも返済は月１ではなく週１だったりすることもあり、利息を返済するだけで精一杯になり、いつまでたっても元金を減らすことができません。これがヤミ金の罠なのです。そういう意味では甘い罠に引っかからないようにしなくてはいけません。キャッシング会社の場合、正規の会社を利用するのがベストです。

そしてカードローンの審査では一般的に勤務先への在籍確認の電話がかかってくることが多いです。この時に会社にバレてしまうのではないかと心配する方がいますが、自分で言わなければ会社側にバレてしまうことはありません。

在籍確認の電話では担当者の個人名でかけてきますし、在籍していることがわかればそれでOKなので長電話になることもありません。契約内容の確認などは自宅や携帯電話など指定した番号へかけてもらうことができるからです。もちろん職場が良いという方は職場へかけてもらうこともできます。

融資をしてもらうためには安定した収入があることが必須条件になっています。そのため、記入されている会社で本当に働いているのかどうかということは貸す側にとっては重要事項なのです。ですから職場への在籍確認は審査の一つとなっています。

審査に必要となる書類があります。それは本人確認書類です。たいていは運転免許証があれば良いのですが、取得していない場合は健康保険証やパスポート、顔写真付の住基カードなどが有効です。郵送で書類と一緒に送らなければいけないので前もってコピーをしておくとすぐに送れるので便利です。もし外国人の方が利用するのであれば、これらの書類だけではなく外国人登録証も必要となります。場合によっては違う書類も用意してほしいと言われることがあります。

そして融資希望金額が一定金額異常になりますと収入証明も提出しなくてはいけなくなります。収入証明は給与明細書や確定申告書の写し、市役所などで入手できる収入証明書などです。本人確認書類に書かれている住所と実際に住んでいる住所が違う方はその住所がわかる公共料金の支払い明細書などもあわせて準備しておくといいです。住民票でも大丈夫ですから２、３か月以内に発行されたものを数枚購入しておくと便利です。

郵送でカードを送ってもらう場合、申し込み後に審査が行なわれて、結果が出た後で契約書類が送られてきます。その時にカードも一緒に来ますが、その後必要事項を書類に書いて本人確認書類と一緒に送り返さなければいけません。そのため郵便物の往復する時間が必要となるので申し込みから実際に融資を利用できるまでは１週間前後は見ておかなければいけません。

種類に不備があった場合にはもっと時間がかかってきます。ですからもしあればですが、インターネットでの契約を利用するようにするといいでしょう。インターネットでの契約であればわざわざ郵送をしなくても本人確認書類も契約書類もEメールに添付したり、ファックスやアプリでの提出ができるので時短になります。ローン契約機があるところでしたら、全て一度ですませることができるのでもっと時短になります。

審査は必ず通るわけではありません。それぞれで審査基準が設けられており、それをクリアしている必要があります。申し込み前には必ず利用できる人物の条件をしっかりとチェックしておきましょう。

当然のことではありますが、無職の方は申し込みをした時点で落とされてしまいますので、なんらかの収入を得る方法を見つけてから申し込みをしたほうがいいです。融資はようするに借金をするということです。お金を借りたからには返済しなくてはいけません。

そのためには収入がなければいけないのです。無職では返済できるあてがないため、申し込み自体ができない場合もあります。正社員がベストですが、今のご時勢ではなかなか見つかるものではありません。ですからアルバイトやパートでも良いのでとにかく在籍確認ができる状態を作っておけるのがいいです。よく派遣会社に登録をしておくという方法があるといわれています。

これは確かに在籍確認対策では有効です。申し込み時点で勤務先としてその派遣会社を書いておけばいいのですから簡単ではありますが、その後のことを考えてみましょう。借りたはいいけれど実際に働かなければ毎月返済していくことができません。つまり派遣会社に登録するにしても働かずにすむ方法はないのです。

審査には通りやすい人物像があります。例えば正社員で家族と持ち家で同居している方です。持ち家があればそうそう簡単には引越ししませんし、家族と一緒に住んでいるので返済面で問題が起きた時にも連絡をつけやすいからです。その家に住んでいる期間が長ければ長いほど有利です。職場に関してもそうで、勤務年数が長い方のほうが有利だとはいわれています。

しかし正社員でなくとも審査に通ることはできますし、独身で賃貸に住んでいても問題はありません。先ほど述べたことはあくまで通りやすいという意味であって、１００％審査に通るという意味ではないのです。お金を貸してきちんと毎回返済をしてくれる信用に値する人物かどうかが重要です。融資は金利が安くとも、返済が遅れたり滞納したりすると金利が一気に高くなります。

すると毎月の返済額も高くなって返済が大変になってしまいますので気をつけましょう。しかも個人信用情報機関にも記録されてしまいます。返済総額を少しでも安くすませたいという方は完済までの期間を短くすることも考えるといいです。金利は借りていた日数分だけかかってきます。

借りている日数が少なければそれだけ安くなるということです。また毎月決められた日だけではなく、余裕がある時にまとめて返済をするのも良い方法です。これができるかどうかはその融資してくれているところによって違いますので、確認しておくといいです。

カードローンは限度額内であれば何度でも借りることができる便利なものではありますが、それについ頼り切ってしまい、必要以上に借金をしていたという方が少なくありません。ですから自分が今どれだけ融資を利用しているかはマメにチェックしておくようにしましょう。利用状態の照会は会員ページでできるところもあればフリーダイヤルへかけて確認しなければいけない場合があります。