カードローンを組むときに、契約書類を自宅に郵送しないでほしいと思う人もいることでしょう。

なぜそう思うかといえば、カードローンを組むことを家族に知られたくないと思うからです。

家族に知られたほうがいいのかどうかはさておき、知られたくないと思う人にとっては、書類が家に送られてくることでバレてしまうので、そのことが困るというわけです。

では、書類を自宅に郵送しないようにすることはできるのでしょうか？

もちろんそれは可能であるといえます。

カードローンを組むときに、手続きの仕方を工夫することによってそれを可能にできます。

どのようにするかといえば、専用の無人自動契約機で手続きをするのです。

契約機で申込みをすればその場で書類を受け取ることができるので、自宅に郵送されることはありません。

ただし、審査に落ちたときは無駄足になる可能性もあるので、その点だけはデメリットになります。

また、WEB契約で手続きを済ませて、契約機で書類やカードを受け取るという方法もあります。

書類を受け取るために最終的に契約機まで足を運ばなければなりませんが、処理はインターネットのほうが早いので、手続き自体はスピーディーになります。

そしてもちろんこの方法でも、書類が自宅に郵送されることはありません。

さて、このような方法を用いることによって、家族に知られずに契約することができます。

ところで、契約書類が郵送されないとしても、毎月送られてくるはずの利用明細書はどうでしょうか？

これについては、契約書類とは別に処置しておく必要があります。

こちらについても、書類が郵送されることのないようにして、WEBで明細を閲覧できるようにしておくのです。

契約書類を上手く処理できたことに安心して利用明細書のことを忘れる人もいますが、ここは気を付けておきましょう。

このようにカードローンの契約にまつわる書類には、自宅に郵送されてくるもののうち、契約書と利用明細書があります。

どちらも契約の際に処理しておかなければ、自宅に郵送されてしまうので注意しておきましょう。

もし可能であれば、差出人をローン会社だと分からないようにしてもらう方法もあります。

特に契約書の場合は、金融関係からの書類だと分からないようにしてもらえば、自宅に郵送されても家族に分かることはありません。

こうした方法を用いるのもいいでしょう。

インターネットから契約する場合の注意点は、手続きはネットでできても、書類やカードは別に受け取る必要があるということです。

それは店頭もしくは無人契約機ということになりますが、そのように受け取る場所をしておかないと郵送されてしまう可能性があるので、ここも注意しておきましょう。

さて、家族に知れ渡るきっかけとなるのは書類だけではありません。

電話連絡もその一つです。

カードローンの契約で電話連絡があるのは、本人確認と在籍確認の際です。

それぞれ、本人確認ときは自宅もしくは携帯電話への連絡、在籍確認については本人の職場に連絡がなされます。

このうち家族に関係するのは、自宅への電話連絡です。

本人確認は審査上どうしても必要ですが、その際に自宅の電話に連絡が入れば、それによってバレてしまうかもしれません。

当然、主な連絡先を携帯電話に指定しておけばそちらに連絡が行われます。

ですから、最初の設定で携帯電話を連絡先に指定しておくといいでしょう。

仮に携帯電話への連絡が無理な場合でも、金融関係を名乗ってかけてくることはありませんので、よほどのことがない限り電話連絡でバレてしまうことはありません。

これについては職場への在籍確認も同様です。

間違っても会社名を名乗ることはありませんし、かけるときは個人名を名乗りますので、その点は心配ありません。

さて、ローンを組んでることが家族に知れ渡るきっかけは他にもあります。

それは、本人が返済期日を守らなったときです。

こうした場合には、電話やハガキを通じて催促の連絡が自宅になされます。

それで家族に知られる可能性があります。

催促は段階的なものであり、最初のうちは柔軟性を働かせてくれますが、期日を大幅に遅らせるような事態に発展すると、家族への連絡が行われる可能性があります。

こうした事態を防ぐためには、本人が期日を守って返済を続けるしかありません。

そして返済期日を破らないためには、最初からしっかりとした返済計画を立てるしかありません。

返済計画がいい加減だと返済もいい加減になります。

ルーズな返済が続けば完済不能に陥ります。

そうなったら期日を守れず、催促が行われ、やがては差し押さえという事態を招くこともあります。

そうなったら、全てが家族に知れ渡ってしまうことでしょう。

このような意味で、元をたどれば最初から良い計画を立てておくことが重要なんだと分かります。

ではここで、どんな場合に家族に知られてしまうのかを再確認しておきましょう。

ローンを組んでることが家族に知られてしまうのは、契約書や利用明細書など書類関係が自宅に郵送される場合です。

これについては、契約の時に書類が自宅に郵送されない設定ができるので、知られたくない人はその方法で契約するようにします。

また、電話連絡によって知れ渡るケースもあります。

これには2つのパターンがあります。

一つは本人確認のための自宅への連絡、もう一つは在籍確認のための勤務先への連絡でした。

この電話連絡については、本人確認については連絡先を携帯電話に指定しておくことで、家族に知られないようにすることができます。

そして、返済期日を守れない場合にも家族に知られてしまう可能性があることを学びました。

これに対する対処法としては、本人が返済期日を守って返済する以外にないと学ぶことができました。

このような対処の仕方に加えて、契約するときに、家族に知られたくないという意志を会社に伝えておくこともできるかもしれません。

対応や会社によって異なりますが、あらかじめ話しておけば柔軟に対応してくれるところもあるかもしれません。

契約の時には手抜かりがないように、あらかじめ、どんなケースでバレてしまうのかを確認しておきましょう。

そして手続きの各ステップにおいて、抜かりがないように処理していきましょう。

また、返済期日が万が一遅れそうになったときは、必ずそのことを業者に伝えるようにしましょう。

そうすることで上手に対応してもらうことができますし、自宅に連絡がいかないようにすることもできます。

実際、もし期日を遅らせたら家族に知られるだけではすみません。

遅延損害金を支払うことになりますし、最悪の場合は給与を差し押さえられてしまうこともあります。

このように期日を遅らせることは何もいいことはありませんので、ちゃんと返せるように計画を立ててから借りるようにしましょう。

ところで、カード会社によってはこちらの希望に柔軟に対応してくれないところもあります。（こちらもご参考に→カードローンを利用するならこの会社！）

このこともまた利用者は覚えておく必要があります。

例えば、利用明細書が自宅に送られてくるのは困るから郵送先を変更したいと思っても、それに対応できないところもあります。

その場合は、利用者本人がセカンドハウスに住んでそこに送ってもらうようにするか、もしくは業者を変更しなければなりません。

このような業者もあるので、利用明細書の郵送先についてどの程度対応できるのか、あらかじめ業者に確認しておきましょう。

最近はWEB上で利用明細が確認できるようにしているところもあるので、そもそも明細の確認はWEBで済ませられるようにして、書類が郵送されないようにしておくこともできるでしょう。

金融関係の業者はどこも、利用者ができれば家族にバレないようにしたいと思ってることはよく理解しています。

ですからどんな場面でも一定の配慮を示してくれますが、しかしそれでも細かい部分では業者ごとに処理の仕方が異なりますので、結局はケースバイケースでの対応となります。